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Cine Camera アクタ は特殊な Camera アクタ で、最近のほとんどの現実のカメラにあるカメラ設定があります。 Filmback (フィルムバック) 、 Lens (レンズ) 、または Focus (フォーカス) の設定では、シネマティックスのような外観のショットを作るために標準の Camera アクタよりも多くのツールがあります。 シーンで指定したアクタを自動的に追跡する機能もあります。また、アクタにオート フォーカスし、これまでよりもショットの撮影をやりやすくします。
この操作ガイドでは、アクタの look at トラッキングを有効にし、Filmback、 Lens、 および Focus の設定を調整し、シネマティックス ショットを作成します。
手順
ここでは Starter Content Enabled (スターター コンテンツを有効にした状態) で Blueprint Third Person Template プロジェクトを使います。
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メイン ツールバーから [Cinematics] をクリックし、 [Add Level Sequence (レベル シーケンスを追加)] をクリックします。
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[Place Actors] パネルの [Cinematic] タブから Cine Camera アクタ をレベルにドラッグし、以下のように配置します。
レベル内のアクタの移動、回転、スケーリングを制御する方法については「
[**アクタを操作する**](Basics/Actors/ManipulatingActors)」を参照してください。 -
シーケンサーでは [Add] ボタンをクリックして、レベル シーケンスに Cine Camera アクタを追加します。
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CineCamera アクタ を選択した状態で、 S キーを押して、現在の Transform (トランスフォーム) に対してキーフレームを追加します。これでシーケンサーにカメラの開始位置と移動の開始位置を認識させます。
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シーケンサーで、タイムラインをレベル シーケンスの終わり (フレーム 150 ) まで移動します。
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レベルで、以下の図のようにカメラを上方向と前方向に動かして、 S キーを押して必要な位置にキーフレームを追加します。これでシーン中のカメラの動きの一部が設定されます。
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[Details] パネルの [CineCameraActor] で、以下の [Look at Tracking Settings] を設定します。以下の設定を使用しました。
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[Enable Look at Tracking] - チェックを入れるとカメラがアクタを追跡します。
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[Draw Debug Look at Tracking Position] - チェックを入れるとカメラが見る方向がわかります。
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[Actor to Track] - これを ThirdPersonCharacter に設定します。ショットのためにこのキャラクターを追跡します。
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[Relative Offset] - Z を 60 に設定して、デフォルトのトラッキング位置から少し上にします。
キャラクターの頭部付近にトラッキング位置を示す黄色のボックスが見えます。
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[Details] パネルの [CineCameraActor] で、以下の [Filmback Settings (フィルムバック設定)] を設定して [Super 16mm] を使用するようにします。 [Filmback Settings] には、様々なアスペクト比にするための数種類のフォーマットがあります。
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[Lens Settings] セクションを展開し、 [Min Focal Length] を 50.0mm に、 [Max Focal Length] を 1000.0mm に設定します。これから設定する [Min/Max Focal Length] の設定は、mm 単位での Focal Length を適用できる範囲に影響を与えます。ドロップダウン メニューから様々なレンズ設定を選択することができます。一部は現実世界のカメラで使われる標準的な設定です。独自のカスタム設定をご利用いただくこともできます。
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[Focus Settings] セクションを展開し、 [Focus Method] を [Tracking] に変更します。
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[Actor to Track] の隣にある スポイト アイコンをクリックします。
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スポイト アイコンをレベル内のキャラクターに移動し、 左クリック してそれを選択します。これでフォーカスが常に選択したアクタを追跡するようになります。
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タイムラインをフレーム 0 に移動して戻し、 [Current Focal Length (現在の焦点距離)] に別のキーフレームを追加します。シーンの始まりに 50.0mm の Focal Length を使用し、この値を時間の経過とともに変更します。
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タイムラインをシーケンスの終わり (フレーム 150 ) まで移動し、 [Current Focal Length] を 75.0 に設定し、キーフレームを作成します。これでショットの途中でカメラが若干ズームインします。
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レベルで ThirdPersonCharacter を選択し、 Alt キーを押したままコピーをドラッグして最初のものの少し後ろに配置します。カメラが周囲をパンして追跡したキャラクターの背後に立っているキャラクターが表れます。
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シーケンサーでは [Add] ボタンをクリックし、 Camera Cut Track を追加します。
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タイムラインを 0 に戻し、 + Camera ボタンをクリックし、 CineCameraActor を選択します。これでこのシーケンスでは追加したカメラからシーンを撮影するようになります。
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[Preview Play] ボタンをクリックします。
結果
以下の動画に類似した結果になります。カメラがキャラクターを撮影するためにパンアップし、周囲を回ります。以下では、デバッグ トラッキングをオフにして、 Game View (ビューポートの G キー) を有効にして、カメラを Camera Cuts Track にロックしました。
[Cine Camera Actor] の [Current Camera Settings] で各設定を試してショットの見た目を変えてみてください。