Cine Camera アクタを使用する

Cine Camera アクタを使ってシネマティックスのようなショットを作成する方法を説明します。

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Cine Camera アクタ は特殊な Camera アクタ で、最近のほとんどの現実のカメラにあるカメラ設定があります。 Filmback (フィルムバック) Lens (レンズ) 、または Focus (フォーカス) の設定では、シネマティックスのような外観のショットを作るために標準の Camera アクタよりも多くのツールがあります。 シーンで指定したアクタを自動的に追跡する機能もあります。また、アクタにオート フォーカスし、これまでよりもショットの撮影をやりやすくします。

この操作ガイドでは、アクタの look at トラッキングを有効にし、Filmback、 Lens、 および Focus の設定を調整し、シネマティックス ショットを作成します。

手順

ここでは Starter Content Enabled (スターター コンテンツを有効にした状態) Blueprint Third Person Template プロジェクトを使います。

  1. メイン ツールバーから [Cinematics] をクリックし、 [Add Level Sequence (レベル シーケンスを追加)] をクリックします。

    CineCamera1.png

  2. [Place Actors] パネルの [Cinematic] タブから Cine Camera アクタ をレベルにドラッグし、以下のように配置します。

    CineCamera2.png

    レベル内のアクタの移動、回転、スケーリングを制御する方法については「

    [**アクタを操作する**](Basics/Actors/ManipulatingActors)
    」を参照してください。

  3. シーケンサーでは [Add] ボタンをクリックして、レベル シーケンスに Cine Camera アクタを追加します。

    CineCamera3.png

  4. CineCamera アクタ を選択した状態で、 S キーを押して、現在の Transform (トランスフォーム) に対してキーフレームを追加します。これでシーケンサーにカメラの開始位置と移動の開始位置を認識させます。

    CineCamera4.png

  5. シーケンサーで、タイムラインをレベル シーケンスの終わり (フレーム 150 ) まで移動します。

  6. レベルで、以下の図のようにカメラを上方向と前方向に動かして、 S キーを押して必要な位置にキーフレームを追加します。これでシーン中のカメラの動きの一部が設定されます。

    CineCamera5.png

  7. [Details] パネルの [CineCameraActor] で、以下の [Look at Tracking Settings] を設定します。以下の設定を使用しました。

    • [Enable Look at Tracking] - チェックを入れるとカメラがアクタを追跡します。

    • [Draw Debug Look at Tracking Position] - チェックを入れるとカメラが見る方向がわかります。

    • [Actor to Track] - これを ThirdPersonCharacter に設定します。ショットのためにこのキャラクターを追跡します。

    • [Relative Offset] - Z 60 に設定して、デフォルトのトラッキング位置から少し上にします。

    CineCamera6.png

    キャラクターの頭部付近にトラッキング位置を示す黄色のボックスが見えます。

    CineCamera6b.png

  8. [Details] パネルの [CineCameraActor] で、以下の [Filmback Settings (フィルムバック設定)] を設定して [Super 16mm] を使用するようにします。 [Filmback Settings] には、様々なアスペクト比にするための数種類のフォーマットがあります。

    CineCamera7.png

  9. [Lens Settings] セクションを展開し、 [Min Focal Length] 50.0mm に、 [Max Focal Length] 1000.0mm に設定します。これから設定する [Min/Max Focal Length] の設定は、mm 単位での Focal Length を適用できる範囲に影響を与えます。ドロップダウン メニューから様々なレンズ設定を選択することができます。一部は現実世界のカメラで使われる標準的な設定です。独自のカスタム設定をご利用いただくこともできます。

    CineCamera8.png

  10. [Focus Settings] セクションを展開し、 [Focus Method] [Tracking] に変更します。

  11. [Actor to Track] の隣にある スポイト アイコンをクリックします。

    CineCamera9.png

  12. スポイト アイコンをレベル内のキャラクターに移動し、 左クリック してそれを選択します。これでフォーカスが常に選択したアクタを追跡するようになります。

    CineCamera10.png

  13. タイムラインをフレーム 0 に移動して戻し、 [Current Focal Length (現在の焦点距離)] に別のキーフレームを追加します。シーンの始まりに 50.0mm の Focal Length を使用し、この値を時間の経過とともに変更します。

    CineCamera11.png

  14. タイムラインをシーケンスの終わり (フレーム 150 ) まで移動し、 [Current Focal Length] 75.0 に設定し、キーフレームを作成します。これでショットの途中でカメラが若干ズームインします。

    CineCamera12.png

  15. レベルで ThirdPersonCharacter を選択し、 Alt キーを押したままコピーをドラッグして最初のものの少し後ろに配置します。カメラが周囲をパンして追跡したキャラクターの背後に立っているキャラクターが表れます。

    CineCamera13.png

  16. シーケンサーでは [Add] ボタンをクリックし、 Camera Cut Track を追加します。

    CineCamera14.png

  17. タイムラインを 0 に戻し、 + Camera ボタンをクリックし、 CineCameraActor を選択します。これでこのシーケンスでは追加したカメラからシーンを撮影するようになります。

    CineCamera15.png

  18. [Preview Play] ボタンをクリックします。

    結果

以下の動画に類似した結果になります。カメラがキャラクターを撮影するためにパンアップし、周囲を回ります。以下では、デバッグ トラッキングをオフにして、 Game View (ビューポートの G キー) を有効にして、カメラを Camera Cuts Track にロックしました。

[Cine Camera Actor] [Current Camera Settings] で各設定を試してショットの見た目を変えてみてください。

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