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従来の映像エディタと同様に、 Shot (ショット) トラック ではレベル シーケンスを追加、配置、再配置し、配置した順序で再生することができます。 追加する各レベル シーケンスは ショット と呼ばれ、各ショットには複数の テイク が含まれることがあります。テイクでは、ショットを代わりのバージョンに素早く置き換えて、シネマティックで異なる外観を試すことができます。
この操作ガイドでは、ショット トラックを使い、ひとつのショットに対して複数のテイクを作成してマルチ カメラのシネマティックを作成します。
ステップ
ここでは Starter Content Enabled (スターター コンテンツを有効にした状態) で Blueprint Third Person Template プロジェクトを使います。
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コンテンツ ブラウザ でフォルダと以下のように名前変更した 4 つの レベル シーケンス を作成します。 Master 、 Shot01 、 Shot02 、および Shot03 が必要です。
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Shot01 を開き、 [Add Camera] ボタンをクリックします。
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ビューポートでカメラをキャラクターの足の前面へ移動します
Unreal Engine の操作にまだ慣れていない場合は、「 ビューポートの制御 」でナビゲーションの方法を確認してください。
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シーケンサーでフレーム 0 に Transform のキーを追加し、 [Manual Focus Distance] を調整し、キーを追加します。[Manual Focus Distance] に 123 の値を使用しましたが、お好きな設定値をお使いいただくこともできます。
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シーケンスの最後までスクラブして、CineCamera をキャラクターの顔に向かって上に移動し、その Transform に対するキーを追加します。これでシーケンスが再生されるとカメラが足から頭の方向に移動します。
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Shot02 を開いてカメラの動きを追加するプロセスを繰り返します。ここでは、キャラクターの足の左側にカメラを配置し、時間の経過に伴い上方向に移動しました。 [Manual Focus Distance] を調整して、変更のキーを追加してキャラクターにフォーカスすることができます。
カメラの動きを追加する方法については、「 カメラ カットの作業 」を参照してください。
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Shot03 を開き、ショットに対してカメラの動きを追加します。ここでは、キャラクターの足の右側にカメラを配置し、フォーカスを調整し、時間の経過に伴い上方向に頭まで移動しました。
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コンテンツ ブラウザ で Master レベル シーケンスを開いて、 Shot Track (ショット トラック) を追加します。
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[Add Shot] ボタンをクリックし、 Shot01 を追加します。
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[Add Shot] ボタンをクリックし、 Shot02 と Shot03 を追加します。
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シーケンスを並べ替えるには、ショットを 左クリック して新しい位置にドラッグします。以下では、オリジナルのセットアップを再生し、ショットを並べ替えてシーケンス内で動かして迅速に変更しています。
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ショット上で 右クリック して、 [New Take] オプションを選択します。保存の確認が表示され、ショットには自動的に保存の名前と場所が与えられます。
[Project Settings (プロジェクト設定)] 内の [Level Sequences] でショットとテイクの命名規則を調整することができます。
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新しいテイク上で 右クリック して、もうひとつ New Take を作ります。
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新しいテイク上で 右クリック して、 Takes をハイライトします。各テイクが [Takes] メニューに表示されます。ここで、別のテイクを選択してショットを迅速に変更することができます。テイクは複製されたレベル シーケンスです。つまり、テイクを変更してもオリジナルのシーケンスを変更しているわけではなく、複製されたバージョンを変更しているのです。
現在、初めてテイクを作ったときに、メニューには Take 2 としてリストされます。Take 1 (オリジナル) はリストされませんが、 コンテンツ ブラウザ には存在します。この回避策として、テイク (オリジナルとして使用するもの) を作成し、次に別のテイクを作成し修正することができます (テイク メニューを使ってこのテイク間を迅速に切り替えることができます)。
最終結果
Shots トラック を使って、ショットをアレンジして、こうしたショットを別のテイクと迅速に置き換えることができます。以下の例では、Shot Track を使ってショットが再生される順序を迅速に変更する方法とテイク システムでショットを入れ替わる方法を説明しました。テイクを使うと、ショットがどのように再生されるかを自由に試すことができます。複製されたショットはオリジナルのテイクに切り替えることで素早く元に戻すことができるからです。