Paint モード

ランドスケープ ツールの Paint モードの操作ガイド

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Paint モードのツールを使って、マテリアル レイヤーをランドスケープ アクタの選択箇所に適用して、ランドスケープの外観を修正することができます。

Landscape マテリアルに関する詳細は、「 Landscape マテリアル 」を参照してください。

Landscape Paint Mode モードは、VR エディタでも使用できます。VR での Landscape ツールの使用方法については、「 VR モードの制御 」を参照してください。

ペイント ツール

ペイント ツールを使用して、特別にデザインされたランドスケープ マテリアル レイヤーをランドスケープの選択箇所へ適用することにより、ランドスケープの外観の修正ができます。

一般的な操作

処理内容

マウスの左ボタン

選択中のツールのエフェクトを選択して、ストロークを実行してレイヤーに適用します。

Ctrl+Z

最後のストロークをアンドゥします。

Ctrl+Y

最後に元に戻したストロークをリドゥします。

ペイント ツールには、共通のオプションがいくつかあります。

オプション

説明

Tool Strength

各ブラシのストローク強度を決定します。

Use Region as Mask

チェックが入っている場合は、選択されたリージョンを構成しているアクティブな領域が選択領域がマスクとして機能します。

Negative Mask

Use Region as Mask と共にチェックが入っている場合は、リージョン選択はマスクとしての役割をしますが、アクティブな領域は選択されていないリージョンで構成されています。

ランドスケープ マテリアル レイヤーに関する詳細は、後述の 「レイヤー 」セクションを参照してください。

Paint (ペイント)

Paint Tool

Paint ツールは、現在選択されているブラシとフォールオフの形状で、ランドスケープに適用しているマテリアル レイヤーのウエイトを増減させます。

追加オプション

説明

Use Target Value

チェックが入っていると、適用されているノイズの値をターゲット値に適用します。

Smooth (スムーズ)

Smooth Tool

スムーズ ツールは、ツールを使用する範囲でのレイヤー ウェイトを平均化します。強度によって、スムージング量が決まります。

レイヤーのスムージング

Landscape Smooth Layer (前)

Landscape Smooth Layer (後)

追加オプション

説明

Filter Kernal Scale

スムージング フィルター カーネルに対しスケール乗数を設定します。

Detail Smooth

有効にすると、指定した詳細スムージング値を使用して、詳細を維持したままスムージングを実行します。値が小さければ小さいほど詳細度が保たれる一方で、詳細スムージング値が大きくなるにつれより多くの詳細度が低下します。

Flatten (平坦化)

Flatten Tool

平坦化ツールは、選択したレイヤーのウエイトを Total Strength スライダーの値に直接設定します。

追加オプション

説明

Flatten Mode

ツールで選択したレイヤーのウェイトのアプリケーションを増加、減少、または増減させるかを決定します。

Noise (ノイズ)

Noise Tool

レイヤー ウェイトへノイズ フィルターを適用するツールです。強度によって、ノイズ量が決まります。

追加オプション

説明

Use Target Value

チェックが入っていると、適用されているノイズの値をターゲット値に適用します。

Noise Mode

全てのノイズ エフェクト、レイヤーのアプリケーションを増やすノイズ エフェクトのみ、またはレイヤーのアプリケーションを減らすノイズ エフェクトのみ、のいずれかの適用を決定します。

Noise Scale

使用するパーリン ノイズ フィルターの大きさです。ノイズ フィルターは、位置とスケールに関係します。したがって、Noise Scale を変更しなければ、同じフィルターが同じ位置に何度も適用されます。

レイヤー

レイヤーは、ランドスケープにペイントして外観を変更するために割り当てたランドスケープ マテリアルの一部です。

ランドスケープ レイヤーは、テクスチャ (もしくはマテリアル ネットワーク) をランドスケープ テレインへ割り当てる方法を決定します。ランドスケープは、異なるテクスチャ、スケーリング、回転、そしてパンを 1 つにブレンドした複数のレイヤーを使用することによって、最後にテクスチャ化されたテレインを作成します。

ランドスケープ マテリアルで定義されたレイヤーは、ランドスケープ ツールの Paint モードの時、自動的に Target Layers のリストを作成します。各レイヤーには、名前と小さなサムネイル画像が一緒に表示されます。

Landscape_Target.png

選択したレイヤーいずれかは、ツールのオプションと設定、および使用している ブラシ に準じて、ペイント ツールでランドスケープに適用することができます。

Landscape_Layers.jpg

ペイントツールの多くはスカルプト ツールと似ています。使用法も似ていますが、高さマップの代わりにレイヤーのアプリケーションの操作に使用します。

レイヤーはマテリアルで作成します。レイヤーと Landscape マテリアルに関する詳細は、「 ランドスケープ マテリアル 」をご覧ください。

Layer Info Objects (レイヤー情報オブジェクト)

レイヤー情報オブジェクトは、特定のランドスケープ レイヤーに関する情報を格納するアセットです。全てのランドスケープレイヤーにレイヤー情報オブジェクトを割り当てなくてはいけません。さもなければペイントができません。Layer Info Object はランドスケープ ツールで作成します。

レイヤー情報オブジェクトには、「Weight-Blended」と「Non Weight-Blended」の二種類があります。

  • Weight-Blended - 相互に影響を及ぼす従来のレイヤーです。ウェイトがブレンドされたレイヤーのペイントは、他のウェイトがブレンドされたレイヤー全てのウェイトを減少します。例えば泥のペイントは草を取り除いて、草をペイントすると泥が取り除かれます。レイヤー情報オブジェクトの中で最もよく使用されます。

  • Non Weight-Blended - 互いに独立しているレイヤーです。ウェイトがブレンドされていないレイヤーをペイントしても、その他のレイヤーのウェイトに影響は及びません。このレイヤーは別のレイヤーに雪をブレンドするなど、より高度なエフェクトの作成に使用します。草、泥、岩 _または雪を作成する代わりに、重みがブレンドされていない雪レイヤーを「草、泥または岩」とブレンドして、「雪の積もった草、泥、または岩」を作成します。

レイヤー情報オブジェクトは、レイヤーで作成するか、別のランドスケープから既存のレイヤー情報オブジェクトを再利用します。

レイヤー情報オブジェクトを作成する方法

  1. レイヤー名の右側の プラス アイコンを押します。

  2. [Weight-Blended Layer (normal)] または [Non Weight-Blended Layer] を選択します。 WeightBlended_NonWeightBlended.png

  3. レイヤー情報オブジェクトの保存場所を選択します。

作成後は、Layer Info Object は コンテンツブラウザ に以下のようにアセットとして存在します。

Layer Info Object

その後、別のランドスケープで再利用することができます。

複数のランドスケープで同じレイヤー情報オブジェクトを使用できますが、単一ランドスケープ内では、レイヤー情報オブジェクトは一度のみ使用できます。ランドスケープの各レイヤーは、異なるレイヤー情報オブジェクトを使用しなくてはいけません。

別のランドスケープから、既存のレイヤー情報オブジェクトを再利用する方法

  1. コンテンツブラウザ から使用するレイヤー情報オブジェクトを検索して、これを選択します。

  2. Landscape ツールの [Target Layers] セクションから、レイヤー情報タイプと併用するレイヤーの右側にある [Assign] アイコン (

    ![Assign](icon_assign_left_16x.png)
    ) をクリックします。

レイヤー情報オブジェクトは、もともと作成されたレイヤーのレイヤー名と一致する場合のみ使用することが出来ます。

レイヤー情報オブジェクトの主要目的は、ペイントしたレイヤーのユニーク キーとして機能することですが、オブジェクトにはユーザーが編集可能なプロパティがいくつか格納されています。

オプション

説明

Phys Material

このレイヤーが優先されているランドスケープ領域に割り当てられた 物理マテリアル (ある場合) です。

Hardness

侵食 ツールで使用する値です。

存在しないレイヤー

ランドスケープの ターゲットレイヤー リストを生成した後にランドスケープ マテリアルからレイヤーが削除されて、ランドスケープ上にペイントされたデータがある場合、リストは ? アイコンで表示されます。これはレイヤーが存在しないことを意味します。

Missing Layer

このレイヤーの以前ペイントされていた領域は、おそらく黒で表示されますが、実際のビヘイビアは Landscape マテリアルに依存します。

存在しないレイヤーの削除

まずレイヤーが使用されていた領域をペイントすることが推奨されていますが、ランドスケープから存在しないレイヤーを削除することができます。ペイントされたレイヤーのデータはレイヤーが削除されるまで保持されるので、Landscape マテリアルで誤った操作を行っても情報が消去されることはありません。

ランドスケープからレイヤーを削除する方法

  • レイヤー名の右側の [X] アイコンをクリックします。

    Delete Layer

ウェイトの編集

各レイヤーにはランドスケープの頂点ごとに、ランドスケープに対するレイヤーの影響度を指定するウェイトがあります。レイヤーには、特定のブレンド順はありません。代わりに、それぞれのウェイトは個別に格納されて、結果が追加されます。ウェイトがブレンドされたレイヤーの場合、ウェイトの合計は 255 になります。ウェイトがブレンドされていないレイヤーは他のレイヤーから独立していて、任意のウェイト値を設定することができます。

ペイント ツールを使って、アクティブにされているレイヤーのウェイトを増減できます。ペイント ツールを使用するには、ウェイトを調整するレイヤーを選択して、レイヤーからランドスケープへ適用するためにペイント ツールを 1 つ使用します。ウェイトがブレンドされたレイヤーは、あるレイヤーのウェイトを増加させると、その他のレイヤーのウェイトを均一に減少させます。あるレイヤーを完全にペイントすると、その他のレイヤーにはウェイトが全くなくなります。

ペイント中に [Ctrl+Shift] を押しながらウェイトがブレンドされたレイヤーを縮小させると、これと差し替えるためにどのレイヤーを拡大させるのか分からなくなってしまいます。現在のビヘイビアは、すべての他のレイヤーのウェイトを均等に増加させることです。このビヘイビアがあるので、すべてのレイヤーから完全にペイントをなくすことは不可能です。レイヤーからペイントをなくす代わりに、ペイントするレイヤーを定位置で選択して、そのレイヤーを加算的にペイントすることが推奨されています。

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