キネマティックに設定されたボディを物理シミュレートされた親とともに使う

キネマティックに設定されたボディを物理シミュレートされた親とともに使う方法を説明します。

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物理アセット エディタ では、キネマティックに設定されたボディを物理シミュレートされた親とともに使うための設定するなど、様々な物理ボディのシミュレーション方法を提供しています。 この方法では、親ボーンを物理シミュレーション データで、子ボーンは純粋にアニメーション データで操作することができます。 崖にぶら下がっているアイドル アニメーション、またはぶら下がっているトラバース アニメーションをプレイしながら、反応には物理ベースを適用キャラクターに便利です。

この操作ガイドでは、崖にぶら下がっているキャラクターにキネマティックを設定し、物理シュミレートされた親を使って、残りのボディには物理趣味レーションでエフェクトを生成します。

EndResultImage.png

ステップ

ここでは Starter Content を有効にした状態で Blueprint Third Person Template を使います。

  1. プロジェクトの 「Content/Mannequin/Character/Mesh」 フォルダで、 SK_Mannequin_PhysicsAsset マテリアルを開きます。

    KinematicHowTo_01.png

  2. [Hierarchy] ウィンドウの [All Bones] ドロップダウンをクリックして [Bones With Bodies] に変更します。

    KinematicHowTo_03.png

    これにより階層がフィルタイングされてボディのあるボーンのみが表示されるため操作するボーンが選択しやすくなります。

  3. 階層リストで Ctrl を押したまま、 [hand_l] [hand_r] の両方を選択したら [Details (詳細)] パネル で [Physics Type] [Kinematic] に変更します。

    [Kinematic] に設定されたボーンは、物理ではなくアニメーション データで操作されます。

    別の方法として、階層リストでボーンを右クリックして、コンテキスト メニューで [Physics Type] を展開し、 [Body Physics Type] Kinematic に設定します。

    KinematicHowTo_05.png

    このオプションを使って、選択しているボーンの下層の子ボディの Physics Type プロパティの設定をします。

  4. ツールバーから 矢印アイコン のドロップダウン メニューから **[Simulate]* を選択します。

    KinematicHowTo_06.png

    このオプションは、ルート ボディのシミュレーションがコンポーネント トランスフォームを反映するか、キネマティックにするか判断します。

    KinematicHowTo_07.png

  5. ツールバーから [Animation] ドロップダウン メニューを開き、 ThirdPersonJump_Loop アニメーションを選択します。

    KinematicHowTo_08.png

    手は ([kinematic] に設定されているので) ThirdPersonJump_Loop モーションの中にあるアニメーション データで操作されます。

    KinematicHowTo_09.png

  6. SK_Mannequin_PhysicsAsset を [Main Editor] ウィンドウからレベルへドラッグして、 [Details] パネルで [Physics Transform Update Mode] [Component Transform is Kinematic] に設定します。

    KinematicHowTo_10.png

  7. [SkeletalMeshComponent] を選択して [Animation Mode] [Use Animation Asset] に、また [Anim to Play] [ThirdPersonJump_Loop] にそれぞれ変更します。

    KinematicHowTo_11.png

  8. ツールバーの [Play] ボタンをクリックしてエディタでプレイします。

最終結果

以下の画像では、レッジ (崖) の近くにキャラクターを配置して、キャラクターがレッジに向かって走ってぶつかると、手は若干固定されたまま、物理に反応します。

上のアニメーションは理想ではありませんが、下の画像では、ぶら下がってレッジをトラバースしているキャラクターのアニメーションに同じコンセプトを適用しています。

腕と頭はキネマティック (以下では Gold Boxes と表示) に設定し、残りのボディには物理シミュレーションを使用します。

ExampleSetup.png

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