ウィジェット タイプのリファレンス

UMG で使用できるウィジェット タイプのリファレンスです。

Choose your operating system:

Windows

macOS

Linux

Widget ブループリント エディタ 内の [Palette (パレット)] ウィンドウには ウィジェット のカテゴリがいくつかあります。各カテゴリには様々なウィジェットがあり、 ビジュアル デザイナ にドラッグ&ドロップすることができます。こうしたウィジェットを組み合わせて、 [Designer (デザイナ)] タブで UI の外観をレイアウトし、各ウィジェットの [Details (詳細)] パネルの設定と [Graph (グラフ)] タブの設定を使ってウィジェットの機能を追加することができます。

以下は、 [Palette] ウィンドウのウィジェットのタイプです。

使用ガイドおよびウィジェットに関する詳細については 、Widget Type をクリックしてください。

Common (一般)

Common.png

使用頻度の高いウィジェットはおおよそ以下に分類されます。

オプション

説明

Border

子ウィジェットを 1 つ格納できるコンテナ ウィジェットです。ボーダー画像と調整可能なパディングを使って周りを囲むことができます。

Button

単一の子であり、基本的なインタラクションを有効にするクリック可能なプリミティブ ウィジェットです。ボタン内に他のウィジェットを入れることで、より複雑で面白いクリック可能な要素を UI に作ることができます。

Check Box

'unchecked'、 'checked'、'indeterminable' (未チェック、チェック済み、未確定) の切り替えた状態を表示できます。標準的なチェックボックス、またはトグルボタン、またはラジオボタンとしてこのチェックボックスを使用できます。

Image

UI にスレートブラシ、テクスチャ、スプライト、またはマテリアルを表示できるようにします。

レンダリング時にすべて同じレイヤーを共有しているのであれば、同じテクスチャ アトラスを構成しているスプライトはスレートと一緒にバッチ処理することができます。つまり、ドロー コール カウントの制限が厳しいプラットフォームでは、Paper2D スプライトをブラシの入力として使用すると UMG とスレート ウィジェットのレンダリングの効率は大幅に上がります。

Named Slot

このウェジェットを使ってユーザー ウィジェット用に外部スロットをエクスポーズすることができます。ユーザー ウィジェットには、他のウィジェットを入れることが可能であり、カスタム ウィジェット機能を作成するのに便利です。

Progress Bar

進捗に合わせて満たされるシンプルなバーであり、経験値、ヘルス、ポイントなどの用途でいくつでも再スタイリングできます。

Slider

ハンドル付きのスライド バーを表示するシンプルなウィジェットです。 0-1 の間の値を制御できます。

Text

画面上にテキストを表示する基本的な方法です。オプションや他の UI 要素のテキストを記述するために使用します。

Text Box

ユーザーがカスタム テキストを入力できます。テキスト入力は一行だけ可能です。

Extra (追加機能)

Extra.png

このセクションには他のウィジェットを補うウィジェットがあります。

オプション

説明

Expandable Area

コンテナ内の子ウィジェットを折り畳んだり、展開することができます。

Input (入力)

Input.png

ユーザー入力を許可するオプションとその内容です。

オプション

説明

Combo Box (String)

ドロップダウン メニューに選択肢のリストを表示し、ユーザーがその中から 1 つを選ぶことができるようにします。

Spin Box

数値入力ボックスで、数字を直接入力したり、数字をクリックし、スライドさせることができます。

Text Box (Multi-Line)

Text Box と似ていますが、一行ではなく複数行を入力できます。

Optimization (最適化)

OptimizationWidgets.png

ここに含まれるウィジェットは、主に UI の最適化とパフォーマンスの改善を目的とします。

オプション

説明

Invalidation Box

Invalidation Box (無効化ボックス) でラップされているウィジェットでは、子ウィジェットのジオメトリをキャッシュして、スレートのレンダリングをスピードアップすることができます。Invalidation Box によってキャッシュ化されたウィジェットは、事前に渡されたり、ティックされたり、ペイントされたりしません。一般的にプロジェクトを最適化する方法を考える場合、特定のウィジェットを Invalidation Box でラップすると、パフォーマンスが向上する場合があります (特に、モバイル プロジェクトや複雑な UI 表示)。あまり変化しないウィジェットは、ペイント、ティック、事前に渡される中に考慮する代わりに Invalidation Box 内に入れてキャッシュすることができます。

Retainer Box

最初に子ウィジェットをレンダー ターゲットにレンダリングしてから、後でそのレンダー ターゲットを画面にレンダリングします。これで頻度とフェーズを制御して、メインゲームのレンダリングよりも UI のレンダリングの頻度を低くすることができます。シンプルなポストプロセスを適用するためにウィジェットを描画した後にマテリアルをレンダー ターゲットに適用できるという副次的なメリットもあります。

Panel (パネル)

Panel.png

[Panel] カテゴリには、レイアウトを調整し、他のウィジェットを配置するための便利なウィジェットがあります。

オプション

説明

Canvas Panel

デザイナーが使いやすいようにされたパネルです。ウィジェットを任意の位置にレイアウトし、固定し、キャンバスの他の子と共に z-オーダーで制御します。z-オーダーは手動で変更できますが、ウィジェットはリスト順にレンダリングされます。z-オーダーに頼るよりも、リストで正確に順序付けるほうが好ましいと考えられています。キャンバス パネルは手動レイアウトに優れていますが、プロシージャルなウィジェット生成でコンテナに入れる場合は適していません (絶対レイアウトを必要としない限り)。アンカーに関する詳細は、「 アンカー 」を参照してください。

Grid Panel

複数の子ウィジェット全体で利用可能な領域を均等に分割するパネルです。

Horizontal Box

フローで子ウィジェットを横方向にレイアウトできます。

Overlay

ウィジェットを互いに積み重ねて各レイヤーでコンテンツのシンプルなフロー レイアウトを使用します。

Safe Zone

プラットフォームのセーフゾーン情報を引き出し、パディングを追加します。

Scale Box

コンテンツを望ましいサイズで配置し、このボックスに割り当てられたエリアの制約を満たすようにスケーリングします。背景画像を、エリアを満たしながらも様々なアスペクト比で歪まないようにする必要がある場合、または任意のテキストをエリアに自動フィットさせる必要があれば、まさにこれが使用すべきコントロールです。

Scroll Box

任意にスクロール可能なウィジェットのコレクションです。10 から 100 のウィジェットをリスト表示するのに適しています。仮想化はサポートしていません。

Size Box

レポートされているサイズおよび望ましいサイズを指定できます。必ずしもすべてのウィジェットが実際に望ましいサイズをレポートするわけではありません。サイズ ボックスにラップすることで、特定サイズになるように強制します。

Uniform Grid Panel

複数の子全体で利用可能な領域を均等に分割するパネルです。

Vertical Box

縦方向ボックス (vertical box) ウィジェットは、子ウィジェットを自動的に垂直に配列するレイアウト パネルです。これはウィジェットを積み重ね、縦方向に並べるのに適しています。

Widget Switcher

タブ コントロールのようなものですが、タブはなく、独自にタブを作成してこのウィジェット スイッチャーと組み合わせてタブ効果を得ることができます。最大限でもウィジェットは一度に 1 つだけ見えます。

Wrap Box

このウィジェットは子ウィジェットを左から右に並べ、幅からはみ出たウィジェットを次の行に配置します。

Primitive (プリミティブ)

Primitive.png

[Primitive] カテゴリにある ウィジェット は、ユーザーに情報を伝える方法を追加で提供したり、ユーザーが選択できるようにします。

オプション

説明

Circular Throbber

くるくると回る円で画像を表示するウィジェットです。

Editable Text

ボックスの背景なしのユーザー入力可能なテキスト欄です。編集可能なテキストは一行だけです。

Editable Text (Multi-Line)

Editable Text と似ていますが、一行ではなく複数行に対応しています。

Menu Anchor

このウィジェットは、ポップアップ メニューを固定する位置、およびポップアップ メニューを呼び出す場所を指定することができます。

Native Widget Host

子スレート ウィジェットを 1 つ格納できるコンテナ ウィジェットです。UMG ウィジェット内部にネイティブ ウィジェットをネスティングすることだけが必要な場合に使用します。

Spacer

他のウィジェットとの間でカスタムのパディングをします。このスペーサーは、視覚的に表示されずゲーム内では見えません。

Throbber

いくつかのズームする円を一列に表示するアニメートされた throbber ウィジェットです (例えば、ロード中であることを表すために使用できます)。

Special Effects (特殊効果)

SpecialEffects.png

UI ベースの特殊効果を生成するために使われるウィジェットです。

オプション

説明

Background Blur

Background Blur ウィジェット には子ウィジェットをひとつ含めることが可能であり、調整可能なパディングで周囲を囲み、そのウィジェットの下にあるすべてのコンテンツにポストプロセスのガウス ブラーを適用することができます。

Uncategorized (該当カテゴリなし)

Uncategorized.png

このセクションのウィジェットは特殊なものと考えられ、他のカテゴリには該当しません。

オプション

説明

Input Key Selector

単一キーまたは修飾子を持つ単一キーを選択するためのウィジェットです。

Window Title Bar Area

UI の領域を定義するためのパネルで、ユーザーはこのウィンドウをデスクトップ プラットフォームにドラッグすることができます。

User Created (ユーザー作成ウィジェット)

UserCreated.png

User Created Widgets (ユーザー作成ウィジェット) は、別の Widget ブループリント内に配置できるユーザーが作成する Widget ブループリント です。これは、個々の Widget ブループリントとして UI エレメントのパーツを作成し、それらをまとめて全体的な UI レイアウトを構築する場合に役立ちます。

例えば、以下を作成することができます。プレイヤーのヘルス情報の表示を含む Player Health ウィジェット、プレイヤーが収集したアイテムを記録する Inventory ウィジェット、プレイヤーがボタンを押して様々なアクションを行う Action Bar ウィジェットなど他のタイプのウィジェットもいくつでも作成し、ひとつの GameHUD ウィジェットにまとめると必要に応じて個々の部分のオン、オフを切り替えることができます (ひとつの Widget ブループリントですべてのウィジェットを構築するのではなく)。

Experimental (実験的機能)

ExperimentalPalette.png

このようなウィジェットはまだ開発の初期段階にあります。利用するには、 [Plugins] メニューの [Widgets] で有効にする必要があります。

オプション

説明

Web Browser

このウィジェットはウェブ上のどこにあってもコンテンツをホストすることができるインゲームのウェブ ブラウザを表示するために使用します。

Unreal Engine のドキュメントを改善するために協力をお願いします!どのような改善を望んでいるかご意見をお聞かせください。
調査に参加する
閉じる