GoogleVR のカメラの設定

GoogleVR 用カメラの設定方法

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前提トピック

このページは以下のトピックへの知識があることを前提にしています。まず以下のトピックの内容についてご確認をお願いします。

VR_Seated_Experiance.png

GoogleVR の場合、座式でもスタンディング式でもゲーム用カメラの設定方法は同じです。このガイドでは、GoogleVR 用カメラの設定方法について説明します。

ステップ

GoogleVR 体験に必要とされるプロジェクトおよびカメラの設定は、以下の手順で行います。

  1. 最初に、 [Games] > [Blank] テンプレートから、以下の設定で Unreal Engine プロジェクトを新規に作成します。

    • Blueprint を有効にする

    • Mobile / Tablet を有効にする

    • Scalable 3D or 2D を有効にする

    • No Starter Content を有効にする

    • Folder にプロジェクト名をつける

    • Name にプロジェクト名をつける

  2. [Edit (編集)] > [Plugins (プラグイン)] を選択し [Plugins] メニューを開きます。

    HT_GoogleVR_Camera_Setup_01.png

  3. [Plugins] ウィンドウで [Virtual Reality] セクションを選び、 [Enabled] チェックマーク ボックスをクリックして [GoogleVR] オプションを有効にします。

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    プラグインを有効にしたらエディタを再起動して、エディタの起動時にロードされるようにします。

  4. エディタを再起動したら、 コンテンツ ブラウザ を右クリックし、表示されたメニューから [Create Basic Asset (基本アセットの作成)] セクション > [Blueprint Class] オプションをクリックします。

    HT_Rift_Camera_Setup_01.png

  5. [Pick Parent Class (親クラスを選択)] ウィンドウから [Pawn] オプションを選択し、 「GoogleVR_Pawn」 と名前を付けてダブルクリックして、ブループリント エディタ上で開きます。

    HT_GoogleVR_Camera_Setup_03.png

  6. GearVR_Pawn ブループリントを開き、 [Viewport] タブの [Component] セクションを開きます。 [Add Component] ボタンで以下の 2 つのコンポーネントを次の名前で追加して、Camera が必ず Scene Component の子になるようにします。

    コンポーネント名

    Scene

    VRCameraRoot

    Camera

    VRCamera

    HT_GoogleVR_Camera_Setup_08.png

    この VR カメラ設定方法は実際のカメラを動かさずにカメラ位置のオフセットが可能です。エピックは VR HMD の種類に関係なく、この方法を推奨します。

  7. まず、 GoogleVR_Pawn ブループリントを開いて、 イベントグラフ Event Begin Play ノードを引き出して Executable Actions リストを表示します。リストで Set Tracking Origin ノードを検索し、クリックしてイベントグラフへ追加します。

    HT_GoogleVR_Camera_Setup_06.png

  8. Set Tracking Origin ノードの [Origin] をデフォルトの [Eye Level] にしておく必要があります。

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  9. 「CameraHeight」 という名前の新しい Vector 変数を作成し [Z] 値を 「180」 に設定します。

    HT_GearVR_Camera_Setup_03.png

    この値は、現実世界におけるユーザーの身長 (センチメートル) です。

  10. Set Tracking Origin ノードの出力を引き出して Set Relative Location ノードを検索し、 SetRelativeLocation(VRCameraRoot) オプションを選択します。

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  11. Camera Height 変数を Set Relative Location ノードの New Location 入力へ接続し、[Compile] ボタンを押します。イベントグラフは以下のようになります。

    Copy Node Graph

    上図の左上端部分をクリックし CRTL + C を押せば、ブループリント全体をコピーすることができます。コピーしたら、Blueprint イベントで CTRL + V を押してペーストします。

  12. コンテンツ ブラウザから GoogleVR_Pawn ブループリントをレベルへドラッグし、できる限りグラウンドに近い場所になるように配置しします。

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  13. GoogleVR_Pawn ブループリントを選択します。 [Details] パネルの [Pawn] 設定で [Auto Possess Player] の値を [Disabled] から [Player 0] に変更します。

    HT_GoogleVR_Camera_Setup_05.png

最終結果

最後に メイン ツールバー [Launch Options (起動オプション)] の横にある小さな白い三角をクリックし、リストの中からお持ちの Android デバイスを選択してパッケージ化とデバイスへのデプロイ処理を開始します。スマートフォンを HMD に置くと、VR の中で UE4 プロジェクトを表示することができます。

HT_GearVR_Camera_Setup_08.png

Unreal Engine プロジェクトをダウンロードする

以下のリンクから、このサンプルの作成に使われた Unreal Engine プロジェクトをダウンロードすることができます。

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