GoogleVR タッチパッドの使用方法

GoogleVR モーション コントローラー タッチパッドの設定方法

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前提トピック

このページは以下のトピックへの知識があることを前提にしています。まず以下のトピックの内容についてご確認をお願いします。

HTGVRMCTouchpad_Hero_Image.png

GoogleVR モーション コントローラー (MC) タッチパッドは非常に正確なので、高い精度が要求される様々なインタラクションの実行に使用することができます。メニュー オプションのスクロールからマップ上への正確な位置の描画まで、タッチパッドには仮想世界とインタラクトする様々な使い方があります。GoogleVR モーション コントローラー タッチパッドを触る現在位置の取得および表示方法を説明します。

この操作ガイドでは、VR カメラとモーション コントローラーへのサポートが設定されているポーンを使用します。この設定をまだ行っていない場合は、本ページ冒頭の Prerequisite Topics で紹介されているドキュメントをご覧ください。

ステップ

以下のセクションでは、Google Daydream モーション コントローラーのタッチパッドを設定する方法を説明します。

  1. まず Player Pawn ブループリントを開きます。まず最初に [Component] タブで、 X_Position および Y_Position .という名前の Text Render コンポーネントを追加します。以下のように、2 つとも GoogleVRMotion Controller コンポーネントが親になるようにしてください。

    HTGVRMCTouchpad_00.png

  2. [Text Component] をクリックして、 [Details (詳細)] パネルで X および Y テキストの両方に対して以下のプロパティと値を設定します。

    クリックしてフルサイズで表示Y_Position プロパティのみが表示されていることに注目してください。X_Position プロパティについては、以下の表をご覧ください。

    プロパティ名

    Location X Text

    X = 20, Y = 0, Z = 0

    Location Y Text

    X = 20, Y = 0, Z = 5

    Rotation X & Y

    X = 20, Y = 0, Z = -180

    Horizontal Alignment X & Y

    Center

    Vertical Alignment X & Y

    Text Center

    World Size X & Y

    5

  3. ブループリントのロジックをビルドする前に、X と Y のタッチパッド上の入力位置の維持および表示をする変数を 2 つ作成します。 [Variables] セクションに 「XPositionText」 「YPositionText」 という名前の Text Variables を新しく追加します。

    HTGVRMCTouchpad_02.png

  4. タッチパッド上での押し位置を表示するために、まず現在のタッチ入力の X 軸と Y 軸の Axis Value を取得し格納します。 Set Text ノードを使うと、Google VR Motion Controller に追加された Text Render コンポーネント経由でこの情報を表示することができます。そこで、以下のノードと変数を イベントグラフ に追加します。

    クリックしてフルサイズで表示

    ノード / 変数名

    MotionController(R)Thumbstick X

    N/A

    ToText(Float)

    N/A

    SET_ XPosition_Text(Float)

    N/A

    Set Text

    N/A

    X_Positiont

    N/A

    XPositionText

    N/A

    Append

    A Input:X:

    ToText(string)

    N/A

  5. 次に、モーション コントローラーにアタッチされたテキストを使って、入力位置を表示するロジックをビルドします。MotionController (R)Thumbstick X の Axis Value を取得し、それを XPositionText 変数に格納します。情報がそろったら、X_Postion テキストを使ってこの値を表示します。今、ブループリントはこのようになっています。

    Copy Node Graph

    画像をクリックするとブループリント コードをコピーできます

  6. Y 軸の入力値も、X 軸の入力値を取得した方法を使用できます。 MotionController(R)Thumbstick と変数を変更して Y 軸の使用するようにします。ブループリントはこのようになっているはずです。

    Copy Node Graph

    画像をクリックするとブループリント コードをコピーできます

  7. 次に 2 つの Text Render コンポーネントを GoogleVR MC にアタッチして移動に合わせて動くようにします。ブループリントで、以下のノードを イベントグラフ に追加して、以下の画像と同じになるように接続します。

    ノード / 変数名

    AttachToComponent

    N/A

    X_Position

    N/A

    Y_Position

    N/A

    Get Motion Controller

    N/A

    Google Motion Controller

    N/A

最終結果

ブループリントをコンパイルおよび保存し、スマートフォンへプロジェクトがデプロイされたら、GoogleVR HMD とモーション コントローラーを手に持ちます。タッチパッドを触ると、以下の動画のように現在触っている位置に数字が更新されます。

Unreal Engine プロジェクトをダウンロードする

以下のリンクから、このサンプルの作成に使った Unreal Engine プロジェクトをダウンロードすることができます。

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