Choose your operating system:
Windows
macOS
Linux
AutomationTool によってコンパイル、ロードされるプロジェクト固有の自動化スクリプトの実装を、AutomationTool で検出可能な場所に新しい C# プロジェクトを作成することで実現できます。
そのためには、(Epic Games Launcher ではなく GitHub や Perforce から) エンジンのソース ビルドを使用して、「UE4Games.uprojectdirs
」ファイルに記載されたサブディレクトリから検出可能な場所にプロジェクトを配置する必要があります。このファイルは UE4 ルート ディレクトリにあります。
手順
Visual Studio でプロジェクト フォルダを右クリックして、[Add (追加)] > [New Project... (新規作成...)] を選択します。
[Add New Project (新しいプロジェクトの追加)] メニューを開いた状態で、[Class Library (.NET Framework) Visual C# (クラス ライブラリ (.NET Framework) Visual C#)] オプションを選択します。説明をわかりやすくするため、次の設定を使用します。
設定
値
注記
Name (名前)
SampleScript.Automation
プロジェクトの生成スクリプトでは、
*.Automation.csproj
という拡張子の*.csproj
ファイルを検索します。Location (場所)
[ProjectDir]\Build
<br>[EngineDir]\Source\Programs
*.uproject
ファイルと一緒にディレクトリ内に配置する必要があります。このようにすることで、「UE4Games.uprojectdirs
Framework (フレームワーク)
4.6.2
この記事の執筆中に使用している .NET Framework です。
*.build.cs
」または「*.target.cs
説明をわかりやすくするために、[SampleScript.Automation] > [Class1.cs] を右クリックして、[Rename (名前の変更)] を選択し、「
SampleScript.cs
」と名前を付けます。
プロジェクトの設定を更新する
ソリューションに新しい自動化プロジェクトが追加されました。次は、ビルド コンフィギュレーションとプロジェクトの出力パスを設定します。
リリース ビルド コンフィギュレーションの名前を変更する
SampleScript 自動化プロジェクトを選択した状態で
[Build (ビルド)] > [Configuration Manager... (構成マネージャー...)] を開きます。
リストから SampleScript.Automation プロジェクトを見つけて、[Configuration (構成)] 列の [Edit... (編集...)] を選択します。
[Edit Project Configurations (プロジェクト構成の編集)] ウィンドウで、[Release (リリース)] コンフィギュレーションを選択し、[Rename (名前の変更)] ボタンを押します。
新しい名前を「
Development
」に設定します。
両方のウィンドウを閉じます。
プロジェクトのビルド出力パスを設定する
プロジェクトのプロパティ メニューで [Build (ビルド)] タブを選択した状態で
[All Configurations (すべての構成)] を選択します。
次に、[Output path: (出力パス:)] フィールドをプロジェクトの自動化スクリプト ディレクトリに設定します。
それには [Browse... (参照...)] を使用するか、出力パスを入力します。
出力パスは、プロジェクトのルート ディレクトリを基準とします。そのため、親ディレクトリを移動するには「'..'」を使用します。
プロジェクトの出力パスを適切に設定していない場合は、AutomationTool で自動化コマンドを検出することができません。
Visual Studio を閉じて、「
GenerateProjectFiles.bat
」を実行します。設定を検証するために、生成された「
UE4.sln
」を開き、[Solution Explorer (ソリューション エクスプローラー)] で [UE4] > [Programs] > [Automation] に移動して、新しく追加した自動化プロジェクトを見つけます。
必要なアセンブリ参照を追加する
AutomationTool によって提供される基本機能を使用するには AutomationUtils
ライブラリへの参照を追加する必要があります。
[Solution Explorer (ソリューション エクスプローラー)] で [Programs] > [Automation] の下にあるプロジェクトを見つけます。
プロジェクト フォルダの下にある [References (参照)] を右クリックし、[Add Reference... (参照の追加...)] を選択します。
[Reference Manager (参照マネージャー)] の [Projects (プロジェクト)] メニューで「
AutomationUtils.Automation
」を見つけて選択したら、[OK] をクリックします。
最終結果
これで、適切な設定と参照の自動化プロジェクトを追加し、 コマンドを追加する 方法を学ぶ準備ができました。