DMX フィクスチャー

DMX データからのコマンドを受け取りと実行を担う機器である、DMX フィクスチャーをカスタマイズします。

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DMX フィクスチャーは、ライブまたは事前に記録された DMX トラック を使用して受信したデータに基づいて、コマンドを受信し実行するデバイスです。これにより、ライトのオン、オフやデバイスの 90 度回転を実行できます。使用可能な DMX フィクスチャーは、単にオン/オフするだけの標準的なステージ ライトから、複数の軸での回転や複雑なライティング機能やフィルタを備えた高機能のライトまで、多岐に渡ります。

このページでは、DMX プラグインに含まれるフィクスチャーの機能を説明します。

DMX Fixtures in use

品質レベル

DMX プリビジュアライゼーション サンプルで使用されている改訂版の適応品質レベル機能は、DMX プラグインでネイティブに使用できます。ライト フィクスチャー アクタの [Details (詳細)] パネルにある事前定義された 4 つの品質レベルから選んで、独自の品質設定を指定できます。下記の品質レベル オプションを使用できます。

  • Low (低): サンプル間の距離単位は 4

  • Medium (中): サンプル間の距離単位は 2

  • High (高): サンプル間の距離単位は 1

  • Ultra (ウルトラ): サンプル間の距離単位は 0.33

  • Custom (カスタム): サンプル間の距離単位をユーザーが定義できる

DMX 品質レベル: Low

DMX 品質レベル: Ultra

距離の値を小さくするほどボリュメトリック ビーム サンプルの距離が近くなり、ビームのビジュアル精度が向上します。大きな値は広いステップを意味し、パフォーマンスは向上しますが、ブロック状の視覚エフェクトが生じる可能性があります。

Custom

[Custom] オプションを選択すると、2 つのステップ距離値を手動で指定できます。 [Min Quality (最小品質)] パラメータは小さい方のズーム角度を指定します。 [Max Quality (最大品質)] パラメータは大きい方のズーム角度を指定します。これは、ライトが 3D 空間で大きなボリューム量をカバーするので、狭いビームに対してはサンプル数を増やしてビジュアル品質を高め、広いビームに対してはサンプル数を減らして速度を高めることを意味します。

Custom light fixture quality settings

公開されるマテリアル インスタンス

[Details] パネルでは、さまざまな マテリアル インスタンス も公開されているので、 アウトライナ でフィクスチャーごとまたはフィクスチャーのグループごとにマテリアル インスタンスを変更できます。

Material instances used by DMX

DMX プラグインには、いくつかの事前定義されたマテリアル インスタンスが用意されています。場所は、 コンテンツ ブラウザ 「DMXFixtures Content」>「LightFixtures」>「DMX_Materials」 です。以下のセクションでは、これらのマテリアル インスタンスに固有の機能を紹介します。

MI_Beam

3D 環境におけるボリュメトリック ビームの外観と動作の定義を担う M_Beam_Master マテリアルを指します。

ボリュメトリック ビーム マテリアル インスタンス MI_Beam には、以下のビーム パラメータが含まれています。

  • Jitter Scale (ジッター スケール): サンプルに適用するジッターの量を定義します。サンプル数が少ない場合のステップ アーティファクトに役立ちます。

  • Soft Clip Size (ソフト クリップ サイズ): 最大長に達したときのビームのクリッピングを制御します。

  • Atmospheric Density (大気密度): 大気中のパーティクルをシミュレートします。このパラメータを使用して、大気密度に関するビームの不透明度 (透過度) をカスタマイズできます。

MI_Lens

実際のレンズの外観の定義を担う M_Lens_Master マテリアルを指します。これは単に見せかけだけのもので、3D ワールドにおけるフィクスチャーのライティング エフェクトには影響しません。

レンズ マテリアル インスタンス MI_Lens には、以下のレンズ パラメータが含まれています。

  • Use Gobo (遮光板を使用): 有効にすると、レンズに遮光板テクスチャが出現します。

  • Use Lamp (ランプを使用): 有効にすると、レンズの後ろにランプ光源が出現します。

  • Lens Mask (レンズ マスク): レンズを異なる形にします。

  • Lens Base Color (レンズのベース カラー): レンズのカラー。

  • Lens Normal (レンズの法線): レンズに適用する法線マップ。

MI_Light

ビームが 3D ジオメトリと交差するときに使用するライト関数の定義を担う M_Light_Master マテリアルを指します。これに遮光板が適用されます。これが、ライトが当たる床や壁などの任意のメッシュ上に見えます。

ライト マテリアル インスタンス MI_Light には、以下のライト パラメータが含まれています。

  • Use Gobo (遮光板を使用): 有効にすると、ライトに遮光板テクスチャが出現します。

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