シネマティックにコンテンツを作成する際は、さまざまなカメラの視点からそのコンテンツを撮影したい場合があります。これをシーケンサで実現するには、カメラ カット トラック でシーン内の特定の時間に使用するカメラを選択します。
この例では、カメラ カット トラックを使用して、2 人のキャラクターが互いに話しているかのようにカメラを切り替えます。
手順
この操作ガイドでは、[With Starter Content (スターター コンテンツ有り)] を有効にした「Blueprint Third Person Template (ブループリントのサード パーソン テンプレート)」プロジェクトを使用しています。
コンテンツ ブラウザ で「Content > Character > Mannequins > Meshes」と移動し、「SKM_Manny」または「SKM_Quinn」をレベルにドラッグします。この例では、両方のマネキンを使用しています。
![Drag the SKM_Manny into the Level]( "Drag the SKM372029427Manny into the level")
クリックしてフルサイズで表示。
2 つ目のキャラクターをレベルに追加して、最初のマネキンと向かい合うように回転します。
![Add a second Character to the Level]( "Add a second Character to the Level")
クリックしてフルサイズで表示。
これらの 2 つのマネキンの間のサンプル シーンと、各マネキンの代替カメラの視点を撮影します。
メイン ツールバーから [Cinematics (シネマティックス)] ドロップダウン メニューをクリックし、[Add Level Sequence (レベル シーケンスを追加)] を選択します。
![Add Level Sequence]( "Add Level Sequence")
クリックしてフルサイズで表示。
Ctrl キーを押しながら両方のマネキンを選択して、シーケンサで [+ Track (トラックを追加)] ボタンをクリックし、[Add Current Selection (現在の選択項目を追加)] を選択します。
![Select Add Current Selection]( "Select Add Current Selection")
クリックしてフルサイズで表示。
これにより、両方のスケルタルメッシュ アクタがシーケンサに追加され、アニメートできます。
各アニメーション トラックの [+ Animation (アニメーションを追加)] ボタンをクリックして、それぞれにアニメーション シーケンスを追加します。「SKM_Manny」を使用する場合は、「MM_Idle」を追加します。「SKM_Quinn」を使用する場合は、「MF_Idle」を追加します。
![Add the MF_Idle]( "Add the MF372029427Idle")
クリックしてフルサイズで表示。
必要に応じて、アイドリング アニメーションをシーンの長さまで伸ばして、アイドル状態を継続させることができます。
![Stretch out the idle animations to the length of the scene]( "Stretch out the idle animations to the length of the scene")
クリックしてフルサイズで表示。
[Cinematic (シネマティック)] タブの [Place Actors (アクタの配置)] パネルから、Cine カメラ アクタ をレベルにドラッグします。
![Drag a Cine Camera Actor into the level]( "Drag a Cine Camera Actor into the level")
クリックしてフルサイズで表示。
Ctrl、Shift、P を同時に押してカメラを パイロット し、片方のマネキンの肩の上に配置します。
![Position camera over the shoulder of one mannequin]( "Position camera over the shoulder of one mannequin")
クリックしてフルサイズで表示。
右マウス ボタン を押したまま WASD キーを使用すると、レベルを飛び回り、カメラが取得する視点を表示できます。これにより、ショットの見え方がより適切に表示されるようになるので、ショットを簡単に自分の思いどおりに構成できます。
[Eject (イジェクト)] ボタンをクリックして、[Pilot (パイロット)] モードを終了できます。
![Eject button]( "Eject button")
クリックしてフルサイズで表示。
2 つ目の Cine Camera アクタ を追加して、もう 1 体のマネキンの肩の上に配置します。
![Position second camera over the other mannequin's shoulder]( "Position second camera over the other mannequin's shoulder")
クリックしてフルサイズで表示。
Ctrl キーを押しながら両方のカメラを選択し、それらをシーケンサに追加します。
![Add both cameras to Sequencer]( "Add both cameras to Sequencer")
クリックしてフルサイズで表示。
カメラをシーケンサーに追加すると、カメラ カット トラックが自動的に追加されて、最初に追加したカメラがデフォルトで使用するカメラとして割り当てられます。
![Add a Camera Cuts track]( "Add a Camera Cuts track")
クリックしてフルサイズで表示。
[+ Track] オプション メニューから手動でカメラ カット トラックを追加することもできます。
![You can also add a Camera Cuts track manually]( "You can also add a Camera Cuts track manually")
クリックしてフルサイズで表示。
割り当てられるカメラ カット トラックは、シーケンスごとに 1 つのみであるため、カメラ カット トラックの上はグレー表示されます。
タイムライン マーカーをフレーム 50 に移動させて、[+ Camera (カメラを追加)] ボタンをクリックして他のカメラを追加します。
![Move the Timeline Marker to frame 50]( "Move the Timeline Marker to frame 50")
クリックしてフルサイズで表示。
タイムライン マーカーをフレーム 100 に移動させて、[+ Camera] ボタンをクリックして最初のカメラを追加します。
![Move the Timeline Marker to frame 100]( "Move the Timeline Marker to frame 100")
クリックしてフルサイズで表示。
これで、最初のカメラから始まり、2 番目のカメラに切り替わり、最初のカメラに戻るシーケンスができました。
![Camera switching Sequence]( "Camera switching Sequence")
クリックしてフルサイズで表示。
カメラ カット トラック で [Lock Viewport to Camera Cuts (ビューポートをカメラカットにロック)] をクリックします。
![Click the Lock Viewport to Camera Cuts button]( "Click the Lock Viewport to Camera Cuts button")
クリックしてフルサイズで表示。
これにより、シネマティックはこのトラックとそのカメラを使用してシーンを表示するようになります。
最終結果
プレイ中に、カメラの視点が、カメラ カット トラックで使用される 2 台のカメラに変わっていることがわかります。
上の動画では、[Game View (ゲームビュー)] (ビューポートで G キーを入力) に切り替え、プレイ中にカメラを非表示にしています。
[Add Camera (カメラを追加)] のショートカットを使用すると、ワンクリックでカメラ ショット トラックにカメラを追加および割り当てることもできます。
クリックしてフルサイズで表示。
また、追加したカメラのパイロット モードに自動的に入ります。