このページでは、ブループリントのグラフでノードを接続する様々な方法について説明します。
ピンからピンへの接続
最も一般的なノードの接続方法は ピンからピンへ の接続です。
マウスの左ボタン を使用して、ピンを互換性のある別のピンにドラッグします。
互換性のあるピンは、マウスをかざすと緑のチェックマークが表示されます。
互換性のない 2 つのピンを接続しようとすると、ノードを接続できない理由と共にアイコンが表示されます。
通常、ピンは使用できる接続タイプを表す色でコーディングされています。
2 つの異なるタイプのピンを接続できる場合もありますが、その場合は Conversion ノード が作成されます。
上記では、Float 出力を取って、それを String 入力に接続しました。ツールチップを見ると、変換されることがわかります。
接続後、新しい変換ノードがこの 2 つのピン間に追加されます。
ピンをグラフの空きエリアに引き出すと、新しいノードを配置できます。
マウスの左ボタン をリリースすると、コンテキスト メニューが表示されます。
このコンテキスト メニューの詳しい情報に関しては、 ノードを配置する を参照してください。
配置するノードを選択すると、ノードは自動的に接続された状態になります。
既存の接続をそのまま使用して、互換性のある別のピンに接続することもできます。
上のサンプル画像では、Control を押しながらピンの上をクリックして別の入力にドラッグしています。
この方法だと再接続せずに、あるピンから別のピンに接続を移動することができます。
ピンのアクション
ノードに対してピンが実行できるアクションを表にまとめました。
アクション |
コマンド |
---|---|
ピン固有コンテキスト メニュー |
ピン上で 右クリック |
接続されたワイヤを強調 |
ピン上に マウス を合わせる |
別のピンに接続 |
左クリック + ピンへドラッグ |
ピンのアクションメニューをフィルタリング |
左クリック + ピンへドラッグ |
接続をすべて解除 |
ピン上で Alt + 左クリック |
接続をすべて移動 |
Ctrl + マウスの左ボタン をピンへドラッグ |
ノードとノードを接続する
変数の場合は ノード間 の接続が可能な場合があります。手間が少し省けます。
例えば、スクリプトのどこかで接続されていて、スクリプトを再記述せずに別の変数と取り換えたい Set 変数ノード (その中で変数値を何らかの値に設定している) があるとします。変更したい変数の上に別の変数をドラッグすると、自動的に交換され、すべての接続は保たれます。
上記では、Event Begin Play があり、これは Boolean Variable 2 を false に設定しており、代わりに作成した Float 値を設定するように取り換えるとします。Float 変数を Set 変数にドラッグすることができます。すると、行おうとしているアクションが、ノードを変更して'Float Variable' を書き込むか、それを "Set" するかであることを示すツールチップが表示されます。
上記のように確認後、ノードは新規ノードと交換され、接続は残ります。
既に接続されている Get ノードに対しても同じことを行うことができます (以下では、ある Bool 変数を他のものと交換しています)。
ドラッグ&ドロップで接続する
変数で作業する場合のもうひとつのショートカットは、ドラッグ&ドロップ による (またはノードからピンへの) 接続です。
以下の例では、Event Begin Play でポイントライトのライトの色を設定します。Set Light Color ノード自体は New Light Color を要求し、これに対して Linear Color Variable を作成しました。MyBlueprint ウィンドウで、この変数を直接ドラッグしてグラフ内のピンにドロップすることができます。
これを行う場合、変数は自動的にノードに接続されます。
こうすることで、ノードをグラフに追加するプロセスをなくして、ピン間の接続を行います。
接続の再ルーティング
複雑または大規模なブループリントでの作業中に線があちこちに広がってしまった場合、視覚的にわかりやすくするためにグラフ内での外観を変更したい場合があるかもしれません。Reroute ノードを追加するオプションがあります。これにより、出力ピンに「延長コード」のようなものを追加して線を移動できるようになります。
ここでは別のノードに隠れた出力ピンの線があり、ボックス内に示されています。
再ルーティングする出力ピンを引き出して、Add Reroute Node オプションを選択することができます。
これでオリジナルのピンが接続されているグラフ内で新規ピンが作成されます。
次に、このピンをドラッグして、以下のようにターゲットに接続します。
Reroute ノードはオリジナルのピンとして機能し、引き出して新しいノードを接続することができます。
Reroute ノードを使用すると、ブループリントをクリーンな状態に保ち、誰がそのブループリントを利用しても接続をわかりやすく見ることができます。