カスタム DMX トラック を通じて、シーケンサに DMX レコーディング、再生、編集のサポートを追加し、ユーザーが仮想または物理ショーやライブ イベントでライティング エクスペリエンスを前よりうまく設計し、プレビューできるようになります。
シーケンサーの統合
シーケンサーは、簡単にアニメーションとイベント トリガーを実行できる強力な機能です。このリリースでは、カスタム DMX シーケンサー トラック を作成し、ユーザーが、カーブやサブシーケンシングなどの機能を使用して、ブループリントやプログラミングなしで、DMX をコントロールできます。
カスタム DMX シーケンサー トラックは DMX ライブラリ を表します。これから、機器 パッチ トラックを追加し、関数値にキーを設定します。
DMX プラグインは、レベル シーケンスを使用して機器 パッチのコントロールを有効にします。DMX ライブラリ内に含まれるパッチ済み機器をレベル シーケンスに追加し、DMX を送信するために必要な属性を公開できます。キーフレームは DMX 出力をアニメートしコントロールするために、指定時刻に各属性に追加できます。カーブの編集も、値のアニメーション特性の定義に対してサポートされます。
ステップ
機器パッチをレベル シーケンスに追加するには、次のステップを実行します。
[+ Track] ボタンをクリックして、リストから [DMX Library Track (DMX ライブラリ トラック)] を選択します。シーケンスに追加する DMX ライブラリを選択します。
[(w:600)](01-dmx-library-track.png)画像をクリックして拡大表示します。
新しい DMX ライブラリ トラックで、[+ Patch (+ パッチ)] ボタンをクリックして、対象のパッチに、新しいトラックを作成する機器 パッチを選択します。またはドロップダウン メニューで、[Add All Patches (すべてのパッチを追加)] をクリックして、ライブラリですべてのフィクス チャパッチに新しいトラックを作成します。
[(w:600)](02-add-all-patches.png)画像をクリックして拡大表示します。
機器 パッチ トラックを展開して、[+] ボタンをクリックして、新しいキーフレームを追加する、または属性名の隣にある値を変更します。値の範囲は、各属性に対して DMX ライブラリで選択された DMX シグナル形式で定義されます。
[(w:600)](03-add-a-new-keyframe.png)画像をクリックして拡大表示します。
デフォルトでは、DMX はスクラブに出力され、シーケンスで「プレイ」されます。
DMX Take Recorder/再生
DMX プラグイン Take Recorder ツールには、編集と再生用に受信 DMX データをレコーディングできる機能があります。この機能では、ユーザーは受信 DMX ストリームをリッスンして、レベル シーケンサーでデータを新しいキーフレームとしてレコードできます。このレベル シーケンスは再生、編集、共有できます。DMX ライブラリで割り当てられた指定機器 パッチに対する受信 DMX をリッスンでき、レベル シーケンスにキーフレームへの変更をレコードできます。
DMX レコーディングはランタイム時にのみ動作します。
ステップ
DMX をレベル シーケンスに記録するには、次のステップを実行します。
[Add (追加)] ボタンをクリックして、リストから [DMX Library (DMX ライブラリ)] を選択します。
[(w:500)](04-add-selected-dmx-library-to-dmx-take-recorder.png)画像をクリックして拡大表示します。
DMX ライブラリ パラメータを、記録するパッチを含むライブラリに設定します。
[(w:400)](05-dmx-library-parameter.png)画像をクリックして拡大表示します。
[Fixture Patch (機器 パッチ)] パラメータをクリックして、リストからパッチ レコード リストに追加するパッチを選択する、または [Add all Fixture Patches (すべての機器 パッチの追加)] をクリックして、ライブラリにあるすべてのパッチをパッチ レコード リストに追加します。
[(w:400)](06-add-all-fixture-patches.png)画像をクリックして拡大表示します。
[Reduce Keys (キーの削減)]
ゲームをプレイして、[Record (レコード)] ボタンをクリックします。パッチ レコード リストに一致するすべての受信 DMX は新しいレベル シーケンスに新しいキーフレームとして保存されます。
レコーディングを完了したら、作成されたシーケンスに移動し、記録された DMX をレビューして再生します。新しいシーケンスは
Cinematics/Takes/[RecordDate]/
に保存する必要があります。デフォルトでは、記録されたシーケンスは、編集できないようにロックされています。編集するためにシーケンスのロックを解除するには、シーケンス エディタでシーケンス名の隣にある鍵アイコンをクリックします。
[(w:150)](07-unlock-sequence-for-editing.png)画像をクリックして拡大表示します。
エディタで記録されたサブシーケンスをダブルクリックして、記録されたデータを表示します。
[(w:500)](08-data-recording.png)画像をクリックして拡大表示します。
[(w:800)](09-viewing-recorded-data.png)画像をクリックして拡大表示します。