モニタリング ツールおよび出力ツール
DMX のモニタリングと出力のツール は DMX Toolbar Button にあります。
DMX 出力コンソール
DMX 出力コンソール はプロジェクト実行前のテスト用のエディタ ツールです。出力コンソールを使用してカスタム フェーダを作成し、DMX を、指定プロトコルで複数の ユニバース と チャンネル に出力します。
さらにこのツールを使用して、DMX を送信していることと、機器とコントローラーが Unreal Engine から出力を受信していることも検証できます。出力コンソールは重要なデバッグ ツールでもあり、予期しない反応がある場合に対応できます。
フェーダを更新する場合、クリックして、プロパティを変更し、[Update Selected Fader (選択済みフェーダを更新)] ボタンをクリックします。
DMX の送信を開始するには、チェックボックスがオンであることを確認し、値を変更するためにフェーダをクリックしてドラッグして、動かします。チャンネルがコントロールする対象がわからない場合は、機器のマニュアルをチェックしてください。
プロパティ |
説明 |
---|---|
Add Faders |
フェーダ数とユニバース/アドレスの入力値で定義されるフェーダ セットを追加します。 |
Remote Universe |
すべての追加フェーダの送信先になるユニバース。 |
Starting Address |
[Add Faders] がクリックされたときに追加される、最初のフェーダのアドレス。 |
Number of Faders |
追加するフェーダ数で、それぞれのアドレスは Starting Address から順にインクリメントします。 |
Master Fader |
すべてのフェーダに設定値を送信します。 |
Sort Faders |
出力アドレス順にフェーダを整列します。 |
Name |
フェーダのカスタム名。 |
Max |
最大出力値を設定します。デフォルトは 255 です。 |
Min |
最小出力値を設定します。デフォルトは 0 です。 |
Uni. |
Global Universe Offset |
Adr. |
割り当てユニバースに対して、フェーダが送信するアドレス。 |
Protocol |
データの送信にこのフェーダで使用するプロトコルの種類。 |
Macros |
出力のテスト用のプリセット マクロ。 |
Affected Faders |
マクロの影響を受けるフェーダ。[Selected] または [All] を選択できます。 |
Sine Wave |
ウェーブ アニメーションをフェーダに適用します。 |
Max |
フェーダに相対最大値を設定します。 |
Min |
フェーダに相対最小値を設定します。 |
対象のフェーダの各プロパティに適切な値を入力し、[Add Faders] ボタンをクリックして、新しいフェーダを作成します。
DMX チャンネル モニター
DMX チャンネル モニター は、DMX の入力と出力を視覚化するためのデバッグ ツールです。モニターは、Unreal Engine が指定ユニバースとプロトコルに対するデータを受信したとき、情報を表示します。DMX が Unreal Engine から送信されたときも、表示されます。表示されるのが明るい色であるほど、高い値を受信したことを示します。
現在は、視覚化できるのは単一のユニバースですが、将来は、複数のユニバースで受信した DMX を視覚化します。
プロパティ |
説明 |
---|---|
Protocol |
リッスンする対象のプロトコルを選択します。 |
Remote Universe |
選択プロトコルでリッスンするリモート ユニバースを指定します。 |
Clear Values |
すべてのチャンネル UI を 0 にクリアします。 |
DMX アクティビティ モニター
DMX アクティビティ モニター は、指定ユニバースに対するフィルタを使用することなく、DMX の入出力を視覚化するためのデバッグ ツールです。アクティビティ モニターは、各ユニバース内で変更されている値と DMX を現在受信しているユニバースを表示します。
プロパティ |
説明 |
---|---|
Protocol |
リッスンする対象のプロトコルを選択します。 |
Universe Range |
選択プロトコルでリッスンするユニバースの範囲を指定します。 |
Clear Values |
すべての UI 要素を 0 にリセットします。 |
DMX 受信の一時停止
エディタで受信する DMX パケットをすぐに一時的に無効にします。
これは、ライティング ボードから DMX シーケンス トラックをレコーディングした後、同じトラックを再生するとき、追加の DMX パケットが競合しないことを確認するときに特に便利です。
DMX 送信の一時停止
エディタで送信する DMX パケットをすぐに一時的に無効にします。
これは、シーンまたは DMX プロジェクトの編集を試すときに、ハードウェア機器をアニメートする必要がない場合に、特に便利です。