プロパティ
以下は主なカテゴリ別に分類した物理マテリアルのプロパティです。
物理マテリアル
このカテゴリには、物理マテリアルの中心となる以下のプロパティがあります。すなわち、Friction (摩擦)、Restitution (反発)、および Density (密度) の 3 つです。
プロパティ |
説明 |
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Friction |
サーフェスの摩擦値です。サーフェス上を対象物がどれくらい容易にスライドするかをコントロールします。 |
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Static Friction |
サーフェスの静的摩擦値です。サーフェス上を対象物がどれくらい容易にスライドするかをコントロールします (0 は摩擦なし、数値が大きいほど摩擦が大きくなります)。 |
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Friction Combine Mode |
このプロパティは、物理マテリアルの摩擦をどのように組み合わせるかを調整します。これはデフォルトで Average に設定されますが、Override Friction Combine Mode プロパティを使用してオーバーライドすることができます。
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Override Friction Combine Mode |
デフォルトで Friction Combine モードは [Average] に設定されます。このプロパティを有効にすることで、接触している物理マテリアル間でどのように摩擦が組み合わされるかを変更することができます。 |
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Restitution |
サーフェスがどの程度「弾む」かを表します。すなわち、別のサーフェスと衝突したときにどの程度のエネルギーを保持するかを表します。 |
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Restitution Combine Mode |
このプロパティは、物理マテリアルの反発をどのように組み合わせるかを調整します。これはデフォルトで Average に設定されますが、Override Restitution Combine Mode プロパティを使用してオーバーライドすることができます。
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Override Restitution Combine Mode |
デフォルトで Restitution Combine モードは Average に設定されます。このプロパティを有効にすることで、接触している物理マテリアル間でどのように反発が組み合わされるかを変更することができます。 |
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Density |
質量のプロパティを計算するためにオブジェクトの形状と合わせて使用します。数が大きい程、オブジェクトは重くなります。g / 立方 cm として測定されます。 |
Advanced
このカテゴリには、スケールが物理マテリアルが適用されたアクタの質量に与える影響を変更するためのプロパティがあります。
プロパティ |
説明 |
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Raise Mass To Power |
オブジェクトが大きくなるにつれて質量がどのように増えるかを調整するために使用します。これは「ソリッド」な (空ではない) オブジェクトに基づき計算された質量に適用されます。実際には、大きなオブジェクトはソリッドではない傾向があり、「外郭の構造 (shelll) 」になる可能性が高くなります (例、車はソリッドな金属の構成要素ではありません。)。値は 1 以下にクランプされます。 |
Destruction(破壊)
Unreal Engine 5 の破壊システム固有のプロパティ
プロパティ |
説明 |
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Destructible Damage Threshold Scale |
この物理マテリアルが適用される被破壊物によるダメージしきい値をスケーリングする度合いです。 |
Physical Properties(物理プロパティ)
物理マテリアルのゲームプレイ関連のプロパティ
プロパティ |
説明 |
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Surface Type |
Surface Types は、プロジェクトの ProjectSetting/Physics/Physical Surfaces を使用することができます。 このデータはコードかブループリントで取り込むことができます。
ソースコード編集無しのデフォルト設定では、Surface Types は 30 までに制限されています。SurfaceType1 から SurfaceType30 まででラベル付けされています。 |