物理コンストレイントのリファレンス

Unreal Engine エディタで利用可能な物理コンストレイント関連のすべてのプロパティのリファレンス。

このページには、物理コンストレイントに関する一連のプロパティのリファレンスが主要なカテゴリ別に記載されています。

コンストレイント

Constraint Properties

プロパティ

説明

Constraint Actor 1

物理コンストレイント をレベル エディタ内に配置したら、制約対象の アクタ を指定する必要があります。これは 2 つの アクタ のうち、最初のものです。

Component Name 1

制約される最初のターゲット コンポーネントです。これは、アクタ を使って アクタ のルートではなく、特定のコンポーネントのみを制約する場合に指定できます。

Constraint Actor 2

物理コンストレイント をレベル エディタ内に配置したら、制約対象の アクタ を指定する必要があります。これは 2 つの アクタ のうち、2 番目のものです。

Component Name 2

制約される 2 番目のターゲット コンポーネントです。これは、アクタ を使って アクタ のルートではなく、特定のコンポーネントのみを制約する場合に指定できます。

Joint Name

物理アセット ツール で制約を行う際は、これが最初に制約されるボーンの名前です。

Constraint Bone 1

物理アセット ツール で制約を行う際は、これが制約される最初のジョイントの名前です。

Constraint Bone 2

物理アセット ツール で制約を行う際は、これが制約される 2 番目のジョイントの名前です。

Constraint Behavior (コンストレイント動作)

Constraint Behavior

プロパティ

説明

Disable Collision

制約されたコンポーネント間のコリジョンを無効にします。

Enable Lenear Projection

線形投影は、子ボディが半物理的な補正を使用して残りのエラーを解決するために移動される、解決後の補正です。これを使って、イテレーション回数を低く抑えながらチェーンの剛性を高めます。投影は、チェーンが他のオブジェクトと相互作用していない場合のみにうまく機能します。

Enable Angular Projection

角投影は、子ボディが半物理的な補正を使用して残りのエラーを解決するために回転される、解決後の補正です。これを使って、イテレーション回数を低く抑えながらチェーンの剛性を高めます。投影は、チェーンが他のオブジェクトと相互作用していない場合のみにうまく機能します。

Enable Shock Propagation

衝撃波の伝播は、位置と速度の解決フェーズの最後のイテレーションの親ボディの質量を増加させます。これはジョイント チェーンの剛性を高める効果がありますが、エネルギーをチェーン下位に導入しがちになります。これはワールド コンストレイントとラグドール物理に使用します。

Projection Linear Alpha

適用する線形投影の量です。0 は投影なし、1 は完全な投影を表します。

Projection Angular Alpha

適用する角投影の量です。0 は投影なし、1 は完全な投影を表します。

Shock Propagation Alpha

適用する衝撃波伝播の量です。0 は伝播なし、1 は完全な伝播を表します。

Parent Dominantes

設定すると、コンストレイント内の親ボディは子のモーションの影響を受けなくなります。

Linear Limits (線形制限)

Linear Limits

プロパティ

説明

XMotion

線形コンストレイントが X 軸に沿って適用されることを表します。

タイプ

説明

Free

軸周辺にコンストレイントはありません。

Limited

軸に沿って制限が適用されます。この制限は、[Linear Limit Size (線形制限サイズ)] プロパティによってすべての軸に対して定義されます。

Locked

軸に沿って完全にコンストレイントが適用されます。

YMotion

線形コンストレイントが Y 軸に沿って適用されることを表します。

タイプ

説明

Free

軸周辺にコンストレイントはありません。

Limited

軸に沿って制限が適用されます。この制限は、[Linear Limit Size (線形制限サイズ)] プロパティによってすべての軸に対して定義されます。

Locked

軸に沿って完全にコンストレイントが適用されます。

ZMotion

線形コンストレイントが Z 軸に沿って適用されることを表します。

タイプ

説明

Free

軸周辺にコンストレイントはありません。

Limited

軸に沿って制限が適用されます。この制限は、[Linear Limit Size (線形制限サイズ)] プロパティによってすべての軸に対して定義されます。

Locked

軸に沿って完全にコンストレイントが適用されます。

Limit

2 つのジョイント参照フレーム間で許容される距離です。

Scale Linear Limits

True の場合は、所有しているコンポーネントの 3D スケールの絶対最小値を使って線形制限がスケーリングされます。

詳細設定

Advanced Linear Limits Properties

プロパティ

説明

Soft Constraint

ソフト コンストレイント (スプリング) を使用するかどうかを指定します。

Stiffness

ソフト コンストレイントの剛性です。[Soft Constraint] がオンの場合のみに使用されます。

Damping

ソフト コンストレイントの減衰です。

Restitution

コンストレイントに違反した場合のバウンス量を制御します。

Linear Breakable

直線力でジョイントの分解が可能かどうかを指定します。

Linear Break Threshold

距離のコンストレイントをブレイクするために必要な力です。

Linear Plasticity

線形変形からスプリングの残りの長さをリセットできるかどうかを指定します。

Linear Plasticity Type

線形可塑性に操作モードを持たせるかどうかを指定します。

Linear Plasticity Threshold

線形ドライブ ポジション ターゲットをリセットするために必要となる、重心からの距離のしきい値 (パーセント) です。この値は 1 よりも大きく設定できます。

Contact Transfer Scale

ジョイントの子から親へのコリジョン転送です。最大範囲は 0.0 です。

Angular Limits (角度制限)

Angular Limits Properties

プロパティ

説明

Swing 1Motion

スイング 1 制限が使用されているかどうかを表します。

タイプ

説明

Free

軸周辺にコンストレイントはありません。

Limited

軸周辺に制限が適用されます。それぞれの角運動の制限は、対応する名前の制限プロパティによって個別に制御されます。それぞれ、Swing 1Limit Angle、Swing 2Limit Angle、Twist Limit Angle です。

Locked

軸周辺で完全なコンストレイントが適用されます。

Swing 2Motion

スイング 2 制限が使用されているかどうかを表します。

タイプ

説明

Free

軸周辺にコンストレイントはありません。

Limited

軸周辺に制限が適用されます。それぞれの角運動の制限は、対応する名前の制限プロパティによって個別に制御されます。それぞれ、Swing 1Limit Angle、Swing 2Limit Angle、Twist Limit Angle** です。

Locked

軸周辺で完全なコンストレイントが適用されます。

Twist Motion

ツイスト制限が使用されているかどうかを表します。

タイプ

説明

Free

軸周辺にコンストレイントはありません。

Limited

軸周辺に制限が適用されます。それぞれの角運動の制限は、対応する名前の制限プロパティによって個別に制御されます。それぞれ、Swing 1Limit Angle、Swing 2Limit Angle、Twist Limit Angle** です。

Locked

軸周辺で完全なコンストレイントが適用されます。

Swing 1Limit Angle

XY 平面に沿った動きの角度です。

Twist Limit Angle

XZ 平面に沿った動きの角度です。

Swing 2Limit Angle

X 軸に沿ったロールの対称の角度です。

Advanced (詳細設定)

Advanced Angular Limits Properties

プロパティ

説明

Swing Limits

Soft Constraint

ソフト コンストレイント (スプリング) を使用するかどうかを指定します。

Stiffness

ソフト コンストレイントの剛性です。[Soft Constraint] がオンの場合のみに使用されます。

Damping

ソフト コンストレイントの減衰です。

Restitution

コンストレイントに違反した場合のバウンス量を制御します。

Twist Limits

Soft Constraint

ソフト コンストレイント (スプリング) を使用するかどうかを指定します。

Stiffness

ソフト コンストレイントの剛性です。[Soft Constraint] がオンの場合のみに使用されます。

Damping

ソフト コンストレイントの減衰です。

Restitution

コンストレイントに違反した場合のバウンス量を制御します。

Angular Breakable

角度力でジョイントの分解が可能かどうかを指定します。

Angular Break Threshold

ジョイントを分解するのに必要なトルクです。

Angular Placticity

角ディスプレイスメントから回転をリセットできるかどうかを指定します。

Angular Placticity Threshold

ターゲット角をリセットするために必要となる、ターゲット角からのしきい値 (度単位) です。

Linear Motor (線形モーター)

Linear Motor Properties

プロパティ

説明

Position Target

1 つまたは複数の軸上で位置線形モーターを有効にして、希望のローカル位置を設定します。

Strength

希望の位置に到達するために適用する力の量です。

Velocity Target

1 つまたは複数の軸上で速度線形モーターを有効にして、希望の速度を設定します。

Strength

希望の速度に到達するために適用する力の量です。

Advanced (詳細設定)

Advanced Constraint Motor Physics

プロパティ

説明

Max Force

動きの力の制限です。

Angular Motor (角度モーター)

Angular Motor Properties

プロパティ

説明

Angular Drive Mode

この角度モーターが SLERP (球面線形補間) を使用するか、スイング モーター (コーン コンストレイント) とツイスト モーター (ロール コンストレイント) に分解されるかを指定します。SLERP は、角度コンストレイントのいずれかがロックされている場合は動作しません。

プロパティ

説明

SLERP

モーターを SLERP (球面線形補間) モードに設定します。SLERP モードは、角度コンストレイントの軸のいずれかがロックされている場合は動作しません。

Twist and Swing

モーターを [Twist and Swing] (コーンとロール (進行軸回転) のコンストレイント) モードに設定します。

Target Orientation

ボディ参照フレームを基準とするターゲットの向きです。

Drives

Angular Drive Mode の設定に応じて、モードで異なるモーターを有効または無効にできます。

Strength

ターゲットの方向に到達するために適用する力です。

Target Velocity

ボディ参照フレームを基準とするターゲット角速度です。

Drives

Angular Drive Mode の設定に応じて、モードで異なるモーターを有効または無効にできます。

Strength

ターゲットの速度に到達するために適用する力です。

Advanced (詳細設定)

Advanced Constraint Motor Physics

プロパティ

説明

Max Force

ドライブの力の制限です。

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