目標
このページは、Unreal Engine 4 (UE4) プロジェクトと SteamVR を Vive Head Mounted Display (HMD) ヘッドセットと連携させるための設定ガイドです。
目的
SteamVR 開発をターゲットにした UE4 プロジェクトを新規作成する。
必要なプロジェクト設定を完了し、プロジェクトで SteamVR が使用できるようにする。
1 - SteamVR の初期設定
次のセクションでは、アンリアル エンジン (UE4) で使えるように SteamVR を設定する方法を説明します。
手順
SteamVR 開発キット Valve には、正しい設定方法を説明した [Detailed instructions (詳しい説明)(http://media.steampowered.com/apps/steamvr/vr_setup.pdf ) が入っています。今から説明する情報の中には Valve で作成したドキュメントに含まれていませんので、この文書を読んでいない場合は是非読ご一読ください。
Vive HMD (ヘッドマウント ディスプレイ)、Steam コントローラ、Breakout box、Lighthouse ベースステーションがすべて展開され、電源がオンで、接続されて、Valve の インストラクション に従って設定されていることを確認します。
まだの場合は、ダウンロードしていない場合は、開発端末に Steam Client を必ずダウンロードおよびインストールしてください。
SteamVR ツールをインストールするには、マウスを Steam の [Library] オプションに当てて、表示されたメニューから [Tools] オプションを選択します。
[Tools] セクションで上部の検索バーを使って [SteamVR] を検索します。Once SteamVR が見つかったら、ダブルクリックしてダウンロード / インストールします。
クリックしてフルサイズで表示。
SteamVR は、Steam Client の右上端の [VR] アイコンをクリックしインストラクションに従うことでもインストールすることができます。
[Tools] メニューの [SteamVR] オプションをダブルクリックして、以下の画像のように SteamVR ツールを起動します。
(以下の画像のように) SteamVR にすべてのデバイスが緑で表示されたら、すべて正常に動ているという意味です。デバイスがグレーアウト表示された場合、そのデバイスに問題があります。SteamVR では、マウスオーバーすると、グレーアウトされたデバイスの問題の原因と可能な修正方法を提示します。
SteamVR を UE4 で使う前に、SteamVR インタラクション エリアを設定しなければなりません。手順は、[SteamVR] ウィンドウを 右クリック して、[Run Room Setup] を選択したら、画面のインストラクションに従って SteamVR インタラクション エリアを設定します。
最終結果
完了すれば SteamVR が設定され UE4 で使用することができます。
2 - UE4 を SteamVR で使用するための設定
次のセクションでは、新規アンリアル エンジン (UE4) プロジェクトと Steam VR を連携させるための設定方法を説明します。
手順
SteamVR の Room Setup を実行して VR トラック エリアの確立とキャリブレートを必ず行っておいてください。これを行わないと、StreamVR と UE4 が正しく連動しません。
ハードウェアが [Mobile / Tablet]、グラフィックスが [Scalable 3D or 2D]、[No Starter Content] の設定で、ブループリント ベースのブランクのプロジェクトを新規作成します。
Blueprint を有効にする
Scalable 3D or 2D を有効にする
Mobile / Tablet を有効にする
No Starter Content を有効にする
プロジェクトがロードされたら、[Play (プレイ)] ボタンの横の小さい三角をクリックし、表示されたメニューから [VR Preview] オプションを選択します。
最終結果
VR プレビューの起動時に HMD を装着すると、基本レベルが表示され、以下の動画のように頭を自由に回すことができるようになります。
3 - 応用編
SteamVR および HTC Vive を使って UE4 プロジェクトを表示することができるようになりました。それでは以下の項目をプロジェクトに追加してみましょう。
Migrate ツール を使って、コンテンツをモバイル コンテンツ サンプルから使用するプロジェクトに移動します。
Motion Controllers に対するサポートを追加して、ユーザーが現実世界にいる時と同じように VR の中でオブジェクトを動かせるようにします。
GPU Profiler を使うと、プロジェクト パフォーマンスをビルド中でも簡単にトラックすることができます。
アンリアル エンジン 4 で VR プロジェクトを開発するために役立つ情報が記載されているリソースを紹介します。