Unreal Engine で Multi Line Trace (Raycast) by Object を使用する

このビューとリアルでは、Multi Line Trace by Object Blueprint ノードを使ってヒットしたすべての World Dynamic アクタを戻し、その名前をプリントする方法を説明します。

Multi LineTrace For Objects は、所定のラインに沿ってコリジョン トレースを実行し、遭遇したすべてのヒットを返し、指定した ObjectType に一致するオブジェクトのみを返します。Multi LineTrace For Objects ブループリントを設定するには、以下を行います。

手順

ブループリント スクリプトを実装する

  1. チュートリアル Line Trace By Channel の手中に従います。

  2. Line Trace By Channel ノードを Multi Line Trace For Objects ノードに置き換えて、ドロップダウン ウィンドウを使って [Draw Debug Type] を [For One Frame] に設定します。

    Copy Node Graph

    01_AddMultiLineTraceForObject.png

  3. Multi Line Trace For Objects ノードの Object Types ピンを引き出して Make Array ノードを追加します。

    Copy Node Graph

    02_AddMakeArray.png

  4. Add Pin ボタンを使って、オブジェクト タイプを配列にさらに追加することができます。Make Array ノードのドロップダウン メニューを使って、WorldDynamic と PhysicsBody をオブジェクト タイプとして選択します。

    03_AdjustingMakeArray.png

  5. Multi Line Trace For Objects ノードの 実行ピン ピンを引き出して For Each Loop ノードを検索して追加します。Multi Line Trace For Objects ノードの 実行ピン ピンを引き出して For Each Loop ノードを検索して追加します。

    Copy Node Graph

    04_AddForEachLoop.png

    これにより、トレースでヒットした各アクタに対して、何かができるようになります。

  6. For Each Loop ノードの Loop Body ピンを引き出して Print String ノードを検索して追加します。

    Copy Node Graph

    05_AddPrintString.png

  7. For Each Loop ノードの Array element ピンを引き出して Break Hit Result ノードを検索して追加します。

    Copy Node Graph

    06_AddBreakHitResult.png

  8. Break Hit Result ノードの Hit Actor ピンを Print String の In String ピンに接続します。スクリプトは次のようになります。

    Copy Node Graph

    07_BPScriptFinal.png

    配列がヒットしたアクタが画面にプリントされるようになります。

  9. [Compile (コンパイル)] と [Save (保存)] ボタンを順にクリックします。

    08_SaveCompileButton.png

レベルを設定する

  1. コンテンツ ブラウザ で 「Content」 フォルダへ移動して、検索フィールドを使って CeilingLight ブループリントを探します。

    09_SearchCeilingLight.png

  2. 以下の図のように CeilingLight をレベルへドラッグします。

    10_DragCeilingLight.png

結果

Multi Line Trace For Objects は Multi Line Trace by Channel とは違って、ヒットした最初のオブジェクトで停止しないので、ライトからキューブまでトレースが継続されます。

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