OpenXR ランタイム

OpenXR ランタイムのインストール方法と OpenXR 用のプロジェクトの設定方法について説明します。

OpenXR Runtime

Unreal Engine (UE) で OpenXR プロジェクトを開発するには、プラットフォーム用の OpenXR ランタイムとハードウェアをインストールする必要があります。次のセクションでは、正しい OpenXR ランタイムのインストール方法と、各プラットフォームに必要なプラグインについて説明します。

現在、UE のプラットフォーム固有のプラグインの中には、OpenXR プラグインと互換性がないものがあります。Unreal プロジェクトで OpenXR プラグインを使用する場合は、Oculus プラグイン、SteamVR プラグイン、Windows Mixed Reality プラグインを無効にしてください。

Windows Mixed Reality

Unreal Editor での OpenXR を使用して Windows Mixed Reality デバイスの使用を開始するには、以下の手順を実行してください。

  • Microsoft の『Getting started with OpenXR』に記載されている手順を実行して、Windows Mixed Reality 用の OpenXR ランタイムをお使いのコンピュータにインストールします。

  • Unreal プロジェクトで OpenXR プラグインを有効にします。

  • オプション:Microsoft OpenXR プラグイン をインストールします。

HoloLens

Unreal Editor での OpenXR を使用して HoloLens デバイスの使用を開始するには、以下の手順を実行してください。

  • 「HoloLens の前提条件](https://docs.unrealengine.com/5.0/en-US/develping-for-hololens-in-unreal-engine)」の手順を実行して、コンピュータとデバイスをセットアップします。

  • Unreal プロジェクトで Windows Mixed Reality プラグインを無効にします。

  • Unreal プロジェクトで OpenXR プラグインを有効にします。

  • HoloLens に最新の OpenXR ランタイム をインストールします。『instructions』に従って、デバイスの OpenXR ランタイムをアップデートします。

  • オプション:Microsoft OpenXR プラグイン をインストールしてください

HoloLens remoting など、HoloLens 固有の機能を使用するには、マーケットプレイスから Microsoft OpenXR プラグイン をダウンロード / インストールする必要があります。

Oculus

Unreal Editor での OpenXR を使用して Oculus デバイスの使用を開始するには、以下の手順を実行してください。

  • 「Oculus の前提条件](https://docs.unrealengine.com/5.0/ja/oculus-prerequisites-in-unreal-engine)」の手順を実行して、コンピュータとデバイスをセットアップします。

  • Unreal プロジェクトで OpenXR プラグインを有効にします。

SteamVR

Unreal Editor での OpenXR を使用して SteamVR デバイスの使用を開始するには、以下の手順を実行してください。

  • 「SteamVR の前提条件](https://docs.unrealengine.com/5.0/ja/steamvr-prerequisites-in-unreal-engine)」の手順を実行して、コンピュータとデバイスをセットアップします。

  • Unreal プロジェクトで OpenXR プラグインを有効にします。

OpenXR ランタイム環境変数

コンピュータにいくつかの OpenXR ランタイムがある場合は、Unreal Engine が正しい Oculus 用の OpenXR ランタイムを特定できるように環境変数を設定する必要があります。

OpenXR と互換性のある各ランタイムは任意の OpenXR デバイスをサポートする必要がありますが、最良の結果を得るには、公式のランタイム (Vive/Index 用の SteamVR、Quest 用の Oculus アプリなど) をインストールしてください。手動で行うこともできますが、OpenXR Explorer の使用をお勧めします。OpenXR ランタイム間での簡単な切り替えやランタイムでサポートされている拡張機能のリスト表示、OpenXR 仕様 の関連部分への直接リンクによって、共通のプロパティと列挙の検査が可能になります。

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