Hierarchical Level of Detail (HLOD) メッシュのビルド

HLOD を有効にした UE5 プロジェクト用に HLOD メッシュを生成する方法を説明します。

Hierarchical Level of Detail (HLOD) メッシュをビルドするには、主に 2 つのステップがあります。まず、クラスタを生成 しなければなりません。これは [Cluster Generation Settings (クラスタ生成設定)] で指定する設定に基づきレベル内の アクタ をグルーピングします。

次に、プロキシ メッシュを生成 する必要があります。これは、シーンの複雑度と [Mesh Generation Settings] で指定した設定に応じてかなりの時間がかかることがあります。 

この操作ガイドでは、クラスタの生成とプロキシ メッシュの生成で HLOD メッシュをビルドする例を説明します。

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手順

  1. 必要な HLOD レベルに対する クラスタ生成設定 を定義したら、[Generate Clusters (クラスタ生成)] ボタンをクリックします。 

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    プロセスが開始すると、生成中の LOD レベルを示す進捗バーが表示されます。

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  2. クラスタ生成が完了すると、クラスタ生成された LOD アクタHLOD Outliner ウィンドウ内に追加されます。

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    LOD アクタ の横の展開矢印をクリックして展開すれば、クラスタ化されたスタティックメッシュを表示できます。 

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    HLOD アウトライナ から LOD アクタ (およびスタティックメッシュ) を選択すれば、 ビューポート でクラスタを確認できます。 

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    任意のクラスタを変更したい場合は、[Cluster Generation Settings] を好きな設定に変更して、再度 クラスタを生成 できます。HLOD コンテキスト メニュー を使って LOD アクタ に対する設定またはクラスタで Static Mesh アクタが何をするかを定義できます。 

  3. クラスタに満足したら、[Generate Proxy Meshes (プロキシ メッシュを作成)] ボタンをクリックします。

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    プロセスが開始すると、プロキシ メッシュの合計に対して生成されている LOD アクタLOD レベル を示す進捗バーが表示されます。 

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    HLOD 設定、シーンの複雑さ、パソコン設定によっては、プロセスの完了まで時間を要します。参考までに、自分が使っているマシン (12-core i7 プロセッサー、 GTX-980、64GB の RAM) でプロキシ メッシュの生成プロセスに要した時間は、両方の HLOD レベルにおいて ~100+ LODActors のデフォルト設定で HLOD レベルにつき 10 分から 12 分程度かかりました。

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プロキシ メッシュの生成

クラスタの生成では、個々の HLOD レベルの設定を使ってシーン内の スタティックメッシュ アクタ をどのようにグルーピングするかを決めます。このプロキシ メッシュはマテリアルを結合する (有効な場合) 新規作成された スタティックメッシュ アクタ であり、独自のライトマップを持ち、スタティックメッシュ エディタで開くことができる編集可能なスタティックメッシュがあります。

  1. 必要な個々の HLOD レベルのセットアップをしたら、[Generate Clusters] ボタンをクリックします。

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    プロセスが開始したら、作業中の HLOD レベルと生成中のプロキシ メッシュ数を示す進捗バーが表示されます。

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  2. プロセスが完了すると、HLOD アウトライナ にクラスタ化されたすべての アクタ が表示されます。

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  3. 個々の LODActors を展開して、名前の左側にある矢印ボタンをクリックすることで、どの スタティックメッシュ がクラスタを構成しているかを確認することができます。

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  4. HLOD Outliner から [LODActor] を選択すると、レベル内のクラスタを視覚化して、Editor ビューポートで確認することができます。

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生成されたクラスタがどのように機能するかをエディタで視覚化するために、Forced LOD Level メニューを使って機能している HLOD を見ることができます。特定のスクリーンサイズに変える必要はありません。これは生成されたクラスタの一部の可能性がある画面上の問題のトラブルシューティングに役立ちます。

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生成されたクラスタが気に入らない場合は、指定されたクラスタを展開して、問題になっている スタティックメッシュ アクタ を選択します。それをクリックして別のクラスタにドラッグするか、リストの アクタ 名を右クリックすることで、クラスタの生成からそれを 削除 または 排除 するオプションがあります。

アクタクラスタ に追加したい場合、それらを アウトライナ でクリックして クラスタ にドラッグします。

さらに、アクタクラスタ に追加したい場合、それらを アウトライナ でクリックして クラスタ にドラッグします。

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HLOD のレベルの [Cluster Generation Settings] で値を調整しながら、生成されるクラスタが満足のゆくものになるまでこのプロセスを繰り返します。その後、次のセクション「プロキシ メッシュを作成する」へ進みます。

プロキシ メッシュを作成する

生成されたクラスタの結果が満足のゆくものになったら、クラスタをプロキシ メッシュにビルドするオプションに進むことができます。このプロキシ メッシュはマテリアルを結合する (有効な場合) 新規作成された スタティックメッシュ アクタ であり、独自のライトマップを持ち、スタティックメッシュ エディタで開くことができる編集可能なスタティックメッシュがあります。

  1. プロキシ メッシュをビルドする準備が整ったら、 [Generate Proxy Mesh (プロキシ メッシュの生成)] ボタンをクリックしてこのプロセスを開始することができます。

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    プロセスが開始したら、作業中の HLOD レベルと生成中のプロキシ メッシュ数を示す進捗バーが表示されます。この進捗バーには、すべての HLOD レベルや作成されているプロキシ メッシュの合計数を表示するわけではなく、各レベルに対する情報だけが表示されます。

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    HLOD レベルの設定、作成されるプロキシ メッシュ数とシステムの仕様に応じて、このプロセスはハイエンド マシンであっても時間がかかることがあります。

参考までに、自分が使っているマシン (12-core i7 プロセッサー、 GTX-980、64GB の RAM) ではプロキシ メッシュの生成プロセスに、HLOD レベルと HLOD レベルごとに、~100+ LODActors のデフォルト設定で、10 分から12 分程度かかりました。

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