マテリアルの Curve Atlas

Curve Atlas には、マテリアルを通して カーブ リニア カラーのデータにアクセスできる Curve アセットの組み合わせが格納されています。

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Curve Atlas には、マテリアルを通して カーブ リニア カラーのデータにアクセスできる Curve アセットの組み合わせが格納されています。Curve Atlas は、マテリアル で使用できるテクスチャに任意の数の Curve を格納します。ブループリントを使用して マテリアル インスタンス を作成し、 マテリアル インスタンス ダイナミック (MID) を変更すると、オーバーライドとしてカーブを設定できます。そのため、ベース マテリアルを変更せずに RGBA カーブ値を迅速にイテレーションし変更できます。

カーブ リニア カラー アセット

カーブ リニア カラー アセットは、一定範囲を評価され補間された RGBA ポイントを保存するために使用され、マテリアルで使用できるカラー グラデーションを生成します。

Curve Gradient example

カーブ リニア カラー アセットで作成されたカーブ グラディエントの例

コンテンツ ブラウザ右クリック して[Miscellaneous] > [Curve] を選択して新しいカーブ アセットを作成します。

Create Curve Asset

[Pick Curve Class (カーブクラスを選択)] ダイアログで CurveLinearColor を選択します。

Pick Curve Class dialog

新しいカーブ リニア カラー アセットがコンテンツ ブラウザに追加され、現在のグラデーションのプレビューが表示されます。カーブ アセット エディタ を開くと、グラフ内の個々の RGBA カーブにキーを加算、調整、減算することができます。

Curve Asset in Content Browser

アセット エディタでカーブを開くと、個々の RGBA カーブを設定したり、カーブのカラー値を調整したり、カーブグラデーション結果をプレビューできます。

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  1. Curve Gradient Result には、結果のグラデーションが表示されます。

  2. カーブ グラフ では、個々の RGBA カーブの任意のキーを調整、加算、減算します。

  3. Color パネルでは、すべてのキーに影響を与えるカラー値を調整します。

個々のカーブにキーを追加するには、マウスの中央ボタン でカーブをクリックします。マウス ポインタの位置にキーが挿入されます。空のグラフを 右クリック してコンテキスト メニューから [Add Key (キーを追加)] を選択すると、クリックした x 軸のポイントのすべてのカーブに新しいキーが追加されます。

Curve Atlas アセット

Curve Atlas アセットは、複数の Curve アセットを格納したりアクセスするために使われます。それにより、グラデーション ルックアップ テーブル(LUT)の管理が可能になります。Curve Atlas アセット エディタ はテクスチャ エディタと似ており、輝度、彩度、色調などの調整が可能です。
Curve Atlas Example

Curve Atlas LUT の例

曲線アトラスに割り当てられた曲線が グラデーション カーブ としてアトラスを構成します。マテリアル グラフは、作成されたテクスチャを使用して、アクタに適用されたマテリアルのルックアップを実行します。

コンテンツ ブラウザ [Add New] > [Miscellaneous] > [Curve Atlas] を選択して Curve Atlas アセットを作成します。

Create Curve Atlas Asset

アセット エディタで Curve Atlas を開くと、保存できるカーブの数を設定したり、カーブを割り当てたり、割り当てられたすべてのカーブのカラー値を調整することができます。これはテクスチャ エディタの機能と似ています。

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  1. メイン ビューポートには、 Curve Atlas LUT が表示されます。そこには、適用される テキスチャ サイズ に割り当てられたすべての グラデーション カーブ が表示されています。

  2. [Curves] パネルでは、必要とされる グラデーション カーブ の数の テクスチャ サイズ を設定します。デフォルト値は 256 です。Gradient Curves サブカテゴリは、グラデーション カーブ アセットを使用しているアセットに追加することができる場所です。

  3. [Adjustments] パネルでは、 Curve Atlas に割り当てられたすべての グラデーション カーブ に対してテクスチャが調整されます。

テクスチャ効率を最大にするには、 「2の累乗」 (32、64、128など) の値の使用をお勧めします。ここでのテクスチャ サイズはデモ用となっており、エディタのインタフェース全体を含みます。

使用する テキスチャ サイズ によりグラデーションの忠実度が影響を受ける可能性があるため、複雑なカーブには小さなアトラス サイズを使用しないことをお勧めします。ただし、シンプルなカーブのセットに小さなアトラスを使用することで、テクスチャサイズを節約することもできます。

Curve Atlas に新しいグラデーション カーブを追加するには、 プラス ( + ) アイコンをクリックしてください。それにより、配列要素を加えられます。また、 [ゴミ箱] アイコンをクリックして、要素を削除できます。

Add Curve Element

新しい配列要素の横にあるドロップダウン メニューを使用し、コンテキスト メニューで、Curve Atlas に追加する カーブ アセットを選択します。

Reference curve asset

Curve Atlas に追加する各グラデーション カーブは、カーブ アトラス ルックアップ テーブルの行として表示されます。

Gradients in Curve Atlas

マテリアルと一緒に Curve Atlas を使用する

カーブを作成して Curve Atlas に適用した後は、 Curve Atlas を参照したマテリアルと、アトラスに割り当てられたカーブを作成できます。

アトラスからカーブをサンプリングするには、新しいマテリアルを作成し、グラフ内で右クリックして [Curve Atlas Row Parameter] ノードを追加します。

Curve Atlas Row Parameter

このノードは、アトラス UV の V 軸に対してブループリントが使用可能な Material Instance Dynamics (MID) 上で作業できるという点でスカラーパラメータに似ています。ただし、ノードはサンプリングを行い、 R 、 G 、 B 、 A 、マスクと一緒に Vector 3 を返します。

Curve Atlas Row Parameter 式を選択すると Details Panel プロパティが表示されます。そこで、 アトラス を割り当てて、そのアトラスから カーブ を選択して、このマテリアルでデフォルトで使用することができます。

Curve Atlas Row Parameter properties

Curve Atlas はコンパイル時にベイク処理を行います。つまり、実行時にアトラスに格納されている内容や、アトラスに格納されているカーブ データを変更するためのランタイム サポートはありません。ただし、大量のデータを1つの Curve Atlas に保存し、ブループリント を使用して、マテリアル インスタンスからサンプリングされたカーブをオーバーライドすることができます。

例として、 Curve Atlas に割り当て済みの複数のカーブを使用している「 Rock 」マテリアルを紹介します。

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次に、 マテリアル インスタンス を作成するときにスカラー パラメータを変更することで、メッシュに適用されている Curve Atlas によって参照される カーブ アセットを選択することができます。

この例では、適用されたマテリアル インスタンスと、 Curve Atlas から参照されているカーブを示しています。

Curve Base

Curve 1

Curve 2

Curve 3

ベース

カーブ 1

カーブ 2

カーブ 3

ブループリントによる Curve Atlas へのアクセス

ブループリントでは、 [Get Curve Position] ノードを使用して、動的マテリアル インスタンスにスカラー パラメータ値を設定できます。[Get Curve Position] は、Curve Atlas を入力として受け取り、スカラー値を [Set Scalar Parameter Value] に渡し、カーブがアトラス内で見つかったかどうかを Boolean 値で返します。

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