マテリアル トラック

さまざまな機能を持つマテリアル トラックを使用し、シーケンサーを用いてさまざまな方法でマテリアルをアニメートします。

シーケンサー では、さまざまな方法で アクタ 上の マテリアル を変更したりアニメートしたりできます。マテリアル スイッチャー トラック を使用してアクタに現在適用されているマテリアルを変更したり、マテリアル パラメータ トラック を使用して マテリアル パラメータ をアニメートしたり、マテリアル パラメータ コレクション トラック を使用して一度に複数のマテリアルをアニメートしたりします。

このページでは、シーケンサーでアクタ上のマテリアルをアニメートするさまざまな方法に関する情報を提供します。

前提条件

マテリアルを切り替える

シーケンスの再生時にアクタのマテリアルを別のものに切り替えるには、マテリアルの切り替えトラック を使用します。このトラックは、プリセット マテリアル インスタンスをすでに作成していて、これらのインスタンス間で即座に切り替える場合に、役立つことがあります。

アクタでマテリアルを切り替えるには、まずシーケンサーでアクタのメッシュ コンポーネント トラックを追加します。[(+) Track (トラック追加)] をクリックして メッシュ コンポーネント を選択します。

add mesh component

次に、コンポーネント トラック[(+) Track (トラック追加)]をクリックし、マテリアル要素スイッチャー を追加して、このコンポーネントにマテリアル スイッチャー トラックを追加します。要素番号は、現在メッシュに割り当てられている マテリアル要素 に対応します。複数のマテリアルを変更するには、必要な要素すべてにスイッチャーを追加します。

add material element switcher

トラックを追加したら、これらを キーフレーム化 して、特定の時間に適用したいマテリアルを設定します。割り当てられたマテリアルを変更するには、マテリアル スイッチャー トラックでドロップダウン メニューをクリックし、別のマテリアルを選択します。

material switcher change material

シーケンスをスクラブまたは再生して、マテリアルの切り替えを確認することができます。

material switcher

マテリアル パラメータをアニメートする

マテリアル内で特定の マテリアル パラメータ をアニメートするには、マテリアル パラメータ トラック を使用します。

同様にマテリアルを切り替えるには、まずシーケンサーでアクタのメッシュ コンポーネント トラックを追加する必要があります。アクタ トラックで [(+) Track (トラック追加)] をクリックして メッシュ コンポーネント を選択します。

add mesh component

次に、コンポーネント トラック[(+) Track (トラック追加)]をクリックして マテリアル パラメータ要素 を追加することで、このコンポーネントのマテリアル パラメータ トラックを追加します。要素番号は、現在メッシュに割り当てられている マテリアル要素 に対応します。複数のマテリアルのパラメータをアニメートするには、必要な要素すべてにマテリアル パラメータ トラックを追加します。

add material elements

要素トラックを追加したら、アニメートする特定のマテリアル パラメータを追加します。マテリアル要素トラック[+Parameter (パラメータを追加)] をクリックしてパラメータを選択します。要素に必要な数のパラメータ トラックを追加します。

add parameters

追加したパラメータの種類によっては、シーケンサーは互換性のある プロパティ トラック を使用してインターフェース接続します。たとえば、ベクター パラメータ を追加すると、カラー トラック が作成されます。

パラメータ トラックを追加したら、通常、これらを キーフレーム化 してパラメータをアニメートできます。その後、シーケンスをスクラブまたは再生して、パラメータの変更の影響を確認します。

animate material parameter

通常のセクションの使用の場合と同様に、セクションをオーバーラップすると、マテリアル パラメータ セクションを相互に ブレンド できます。これは、直接アニメートするのではなく、異なるプリセット マテリアル状態間でブレンドする場合に役立つことがあります。

blend material parameter section

マテリアル パラメータ コレクションをアニメートする

シーケンサーには、マテリアル パラメータ コレクション をアニメートするための マテリアル パラメータ コレクション トラック も含まれています。これを使用してコレクションを参照しているマテリアルを直接アニメートすると、シーケンサーは同時に複数のマテリアルに影響を及ぼすことができます。

マテリアル パラメータ コレクション トラックを作成するには、シーケンサー**で [(+) Track (トラック追加)] ボタンをクリックし、[Material Parameter Collection Asset (マテリアル パラメータ コレクション アセット)][Material Parameter Collection Track (マテリアル パラメータ コレクション トラック)]** メニューから選択します。

create material parameter collection track

次に、トラックで [+Parameter (パラメータを追加)] ボタンをクリックしてパラメータを選択することで、このコレクションから個々のパラメータを追加できます。ここに一覧表示されているパラメータは、コレクション アセットで作成されたパラメータに基づいています。パラメータを選択すると、対応するトラックが、タイムラインの現在の時間に設定されたキーフレームを使用して作成されます。

add material parameter collection parameter

マテリアル パラメータ コレクションの任意に設定される性質と、各マテリアルのグラフ内での設定方法も任意であることから、マテリアル パラメータ コレクション トラックがシーンに及ぼす影響の内容は多岐にわたります。この例では、ベクター パラメータを使用して、キャラクターに対する追加のカラー ティントを制御しています。このパラメータを変更すると、このマテリアルのすべての子インスタンスに影響を及ぼします。

material parameter collection material setup

パラメータ トラックを追加したら、通常通りにこれらを キーフレーム化 してパラメータをアニメートできます。その後、シーケンスをスクラブまたは再生して、アニメートしたパラメータ コレクションの影響を確認します。

animate material parameter collection

Unreal Engine のドキュメントを改善するために協力をお願いします!どのような改善を望んでいるかご意見をお聞かせください。
調査に参加する
キャンセル