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Movie Render Queue を使用すると、シーケンサーでの複雑なセットアップをせずにバッチ処理で複数のカメラから静止画をレンダリングすることができます。これにより、バリエーションやイテレーションに取り組む際に、異なる視点からの多数の静止画像を作成するプロセスが簡素化されます。これは、建築、自動車、プロダクト デザインの成果物に適しています。
このドキュメントでは、Still Image Setup Tool の概要と、このツールをムービー レンダー キューと組み合わせて使用する方法を説明します。
前提条件
-
「 ムービー レンダー キュー 」ページの前提条件の手順を完了している。
-
複数の シネマティック カメラ をレベル内に配置して、選択したアングルをキャプチャする。
Still Image Setup Tool を開く
Still Image Setup Tool はムービー レンダー キューの「 Plugin Content 」フォルダにあります。このフォルダにアクセスするには、 コンテンツ ブラウザ で [View Options (表示オプション)] を選択し、 [Show Engine Content (エンジンのコンテンツを表示)] と [Show Plugin Content (プラグイン コンテンツを表示)] の両方を有効にします。
これで、コンテンツ ブラウザのサイドバーに複数のフォルダが表示されます。「 MovieRenderPipelione Content 」を見付け、 「Editor」>「Stills」 サブフォルダに移動します。この中に StillRenderSetupAutomation が含まれています。これは、 エディタ ユーティリティ ウィジェット です。
[StillRenderSetupAutomation] を右クリックし、 [Run Editor Utility Widget (エディタ ユーティリティ ウィジェットを実行)] を選択してツールを開きます。
ツールの使用方法
レベル内に配置されたカメラを使って静止画のシーケンスを作成するには Create Sequence For All Cameras をクリックします。これで、このレベル内に配置された各 Cine カメラ アクタ に レベル シーケンス アセット が作成されます。
このシーケンスは、 Sequence Creation Path プロパティで指定されたフォルダ パスに作成され、割り当てられたカメラに応じた名前が付けられます。
[Create Sequence For Selected (選択したカメラのシーケンスを作成する)] をクリックすることもできます。これは、選択したカメラのシーケンスだけを作成します。
[Automatically Add Jobs to Movie Queue (ジョブをムービー キューに自動追加)] が有効の場合、MRQ ウィンドウを開いた際にシーケンスが既にキューに追加された状態で表示されます。
[Render (Local) (レンダリング (ローカル)] をクリックすると、さまざまなカメラからレンダリングされた 1 つの画像が作成されます。
レンダリングする際には、アセットとテクスチャが最大品質で完全にロードされるよう、ある程度のウォームアップ時間を追加することをお勧めします。それには、 [Engine Warm Up] プロパティの値を 60 以上に設定します。このプロパティは、 Anti-Aliasing (アンチエイリアス) 画像設定にあります。
静止画像設定
[Sequencer Still Setup (シーケンサー静止画像設定)] ウィンドウでは、以下のボタンとプロパティを使用できます。
名前 |
説明 |
---|---|
Create Sequence For Selected (選択したカメラのシーケンスを作成する) |
レベル内の選択されているすべてのカメラの 1 フレーム レベル シーケンスを作成し、 Sequence Creation Path プロパティで指定したフォルダ パス内に格納します。 |
Create sequence for all cameras (すべてのカメラのシーケンスを作成する) |
レベル内にあるすべてのカメラの 1 フレーム レベル シーケンスを作成し、 Sequence Creation Path プロパティで指定したフォルダ パス内に格納します。 |
Automatically Add Jobs to Movie Queue (ジョブをムービー キューに自動追加) |
これを有効にすると、新しく作成したシーケンスが自動的に ムービー レンダー キュー に追加されます。 |
Sequence Creation Path (シーケンス作成パス) |
[Create Sequence For Selected] または [Create Sequence For All Cameras] をクリックした際に新しいシーケンスが作成されるパス。 |
Job Settings Preset (ジョブ設定プリセット) |
すべてのシーケンスに適用される レンダリング設定 。 |
Override Output Folder (出力フォルダのオーバーライド) |
これを有効にすると、 [Job Settings Preset] の [ Output Directory (出力ディレクトリ)] が Output Folder プロパティで指定されたディレクトリにオーバーライドされます。 |
Output Folder (出力フォルダ) |
[Override Output Folder] が有効な場合に、新しく作成され、キューに追加されるシーケンスの出力ディレクトリをこの出力ディレクトリでオーバーライドします。 |
Override Movie Resolution (ムービー解像度のオーバーライド) |
これを有効にすると、 [Job Settings Preset] の [ Output Resolution (出力解像度)] が Movie Resolution プロパティで指定された解像度にオーバーライドされます。 |
Movie Resolution (ムービー解像度) |
[Override Movie Resolution] が有効な場合に、新しく作成され、キューに追加されるシーケンスの出力解像度をこの出力解像度でオーバーライドします。 |
Override Tile Count (タイル数のオーバーライド) |
これを有効にすると、 [Job Settings Preset] の Tile Count (タイル数) ] が Tile Count プロパティで指定された新しい数にオーバーライドされます。 |
Tile Count (タイル数) |
[Override Tile Count] が有効な場合に、新しく作成され、キューに追加されるシーケンスの画像タイル数をこの画像タイル数でオーバーライドします。 |
Override Spatial Sample Count (空間サンプル数のオーバーライド) |
これを有効にすると、 [Job Settings Preset] の [ Spatial Sample Count ] が Spatial Sample Count プロパティで指定された数にオーバーライドされます。 |
Spatial Sample Count (空間サンプル数) |
[Override Spatial Sample Count] が有効な場合に、新しく作成され、キューに追加されるシーケンスの空間サンプル数をこの空間サンプル数でオーバーライドします。 |
Override Temporal Sample Count (テンポラル サンプル数のオーバーライド) |
これを有効にすると、 [Job Settings Preset] の [ Temporal Sample Count (テンポラル サンプル数)] が Temporal Sample Count プロパティで指定された数にオーバーライドされます。 |
Temporal Sample Count (テンポラル サンプル数) |
[Override Temporal Sample Count] が有効な場合に、新しく作成され、キューに追加されるシーケンスの空間サンプル数をこの空間サンプル数でオーバーライドします。 |
Use Map as Output Prefix (出力プレフィックスとしてマップを使用) |
これを有効にすると、レベル名が出力画像ファイルのプレフィックスとして追加されます。 |