Choose your operating system:
Windows
macOS
Linux
このセクションでは、Stereo Panoramic プラグインを使うと最も起こりやすいエラーと問題点、それらの解決 / 回避方法を説明します。
Slow Capture Process
立体画像キャプチャのデフォルトは 6K であり、リソースを大量に消費します。SP.StepCaptureWidth の設定値を下げて画像キャプチャのサイズを縮小することで、画像キャプチャのリソースへの影響を緩和することができます。BP_Capture ブループリントで、SP.StepCaptureWidth の値を 6144 (6K) から 1024 (1K) へ変更します。
画像の歪み
ステレオ画像の作成方法が原因で、画像の上部と下部に歪み / つまみ現象が生じます。下の画像では、歪み / つまみ現象が発生いることが分かります。
クリックしてフルサイズで表示。
この歪みを取ることはできないのですが、最小限に抑える方法があります。そこで、この歪み / つまみ現象問題に対応するためのヒントを説明します。
下または上に向かって薄くなるようにグラディエントを少しだけ追加すると、この画像のように歪み / つまみ現象をごまかすことができます。
クリックしてフルサイズで表示。
キャプチャするカメラにオブジェクトが近すぎると発散が生じて、3D 画像のフォーカスが難しくなる場合があります。発散が生じないように、オブジェクトがカメラに近ずきすぎないように注意してください。発散自体を防ぐことができない画像もありますが、カメラの配置次第で発散効果を減らすことは可能です。以下の動画は、画像における様々な発散レベルを紹介しています。
ユーザーが見上げると、ハンググライダーの上部がキャプチャ カメラに近いために、画像上部にフォーカスできません。ただし、ユーザーが見下ろすと、カメラと地面は十分距離があるので発散現象は起きず、問題なくフォーカスできます。
すべてのエフェクトが機能するわけではない
Stereo Panoramic image capture ツールは、スクリーン空間で作成されたエフェクト、もしくはカメラ正対エフェクトには機能しません。つまり、画像にエラーがでないように、以下のエフェクトは無効にしておいてください。
ライトシャフト
画面ベースの歪み
カメラ正対メッシュまたはパーティクル
ビネット
キャプチャが機能しないエフェクトは、上記以外にもあります。ご注意ください。画像によく似た症状が出た場合は、そのエフェクトを無効にしてから、再度画像をキャプチャして症状が消えたか確認してください。
画面ベースのエフェクトが使われていたり、カメラ正対のものをキャプチャすると、下の画像のような現象が起こります。画像の囲まれた部分を見てください。遠くで消えている雲の中のにハードラインが現れています。キャプチャ ツールは、平行と水平の両軸の画像を連続ズームしてシーンをキャプチャするので、このような線が生じます。そのため、カメラの正面にあるエフェクトはカメラの移動を認識せず、方向も更新されないため、このようなアーティファクトが生じます。
クリックしてフルサイズで表示。