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物理マテリアル

ドキュメントの概要:物理的マテリアルの属性とその働きの詳細。

ドキュメントの変更ログ: Alan Willard により作成。 James Golding により更新。

概要

物理マテリアルの使い方は比較的簡単です。1 つ作成することで、一連のデフォルト値を得られます。 全ての物理オブジェクトに適応されるデフォルトの物理マテリアルと同一です。物理マテリアルは以前、 ワールドで動的に相互作用時、物理オブジェクトの反応を定義していました。例としては、キャラクターの死体(ラグドール)、可動の木箱などです。

変数

AngularDamping (角減衰) - オブジェクトが回転する際の抵抗量。通常 0-5 の範囲です。

bForceConeFriction - この機能は、物理エンジンがサーフェスのためにより良い(ですが多少遅い)friction (摩擦)モデルを使うようにします。 一つのオブジェクトを他の物へスライドしている時にこれを使用してください。これは直線ではスライドしません。

Density (密度)- 衝突ジオメトリのボリュームとこのプロパティで乗算することで演算されるオブジェクトの質量。オブジェクトを大きくするか、密度を増加することで重くします。

Friction (摩擦) - オブジェクトが何かに触れていたり、何かの表面上を滑走時の移動に対しての抵抗量です。0 の値は無摩擦サーフェスで、1 の値は荒いサーフェスを滑っているのと同様です。

LinearDamping (直線減衰) - オブジェクトがワールド内で移動する際の抵抗量です。摩擦と違って、引きずるような動きをします。

MagneticResponse - 現在実装されていません。

Parent - 値(impact effect(衝撃効果)など) がこの PhysicalMaterialに設定されていない場合は、コードがこのペアレントの PhysicsMaterialと階層などを見ます。

PhysicalMaterialProperty (物理マテリアルプロパティ)- 親から継承するプロパティの物理マテリアルの 「チェーン」を作成することができるようにします。 詳細については、 PhysicalMaterialPropertyJP をご覧ください。

Restitution (弾性) - オブジェクトの跳ね返りの総量です。この値は、オブジェクトが衝突した際にそのオブジェクトに戻ってくる力量を意味します。0 の場合、オブジェクトは力を得ず、まったく跳ね返りません。 1の場合、オブジェクトは全てのエネルギーを取り戻し、落ちてきた高さと同じ高さに戻ります。

WindResponse (風の応答) - もう使われていません。

bEnableAnisotropicFriction - サーフェスに沿って異なる方向に異なる摩擦を持つようにします。

FrictionV - AnisoFrictionDirに適用される摩擦。 'Friction' 設定は他の方向に使用されます。

AnisoFrictionDir - FrictionV の方向(物理オブジェクトのローカルスペースで)が適用されます。

摩擦と減衰についての情報は 物理減衰および摩擦 ページをご覧ください。

インパクトとスライド効果

次のプロパティは、物理衝突にサウンドと効果を関連付けることを可能にします。これは、それらをサポートするクラスでのみ作動します。現在のところ、KActor のみです。By KActor での実装を見てみることで、他のクラス(または KActorをサブクラス化)にこの機能を追加することができます。また、すべての剛体衝突で余分な処理を行うため、レベルの物理オブジェクトには高くつきます。これは、デフォルトで無効になっています。 それらのプロパティで使用されている剛体衝突イベントを有効にするには、コンポーネントのプロパティを開き、 bNotifyRigidBodyCollision フラグが TRUE に設定されていることを確認します。

ImpactThreshold - サウンドまたは効果のトリガ用に衝突 (接触法線に沿って投影された) しなければいけないオブジェクトの速度。

ImpactReFireDelay - インパクト効果/サウンドの発動間の時間。

ImpactEffect - インパクトの時点でスポーンするパーティクルシステム。

ImpactSound - インパクトが発生時に再生するサウンド。

SlideThreshold - 効果が開始した時点での滑り速度。 これは、接触法線面での相対速度です。 この閾値より下に滑り速度が落ちると、効果が停止される。

SlideReFireDelay - 互いに近すぎて再生されている「滑り」効果を停止します。

SlideEffect - 滑走時、接触点で有効にするパーティクルシステム。 SlideSound - オブジェクト滑り速度が滑り閾値を越えた時、再生するサウンド。ループサウンドである。

効果をトリガするのと同様、 KActor 実装もパーティクルとオーディオコンポーネントで名づけられている浮動小数点パラメータを操作します。インパクト用に、このパラメータは、「ImpactVel」と呼ばれています。 滑走には、「SlideVel」と呼ばれています。 このパラメータを使用して、ピッチやサウンドのボリューム、スポーンレートやパーティクルシステムの色を修正したりできます。 名前がつけられたパラメータの詳細については、 Distributions (ディストリビューション) をご覧ください。