UDN
Search public documentation:

PlayInEditorJP
English Translation
中国翻译
한국어

Interested in the Unreal Engine?
Visit the Unreal Technology site.

Looking for jobs and company info?
Check out the Epic games site.

Questions about support via UDN?
Contact the UDN Staff

Play In Editor (PIE)

ドキュメントの概要: Play In Editor (エディタで再生) 機能の説明。

ドキュメントの変更ログ: Josh Adams により作成。

概要

Play In Editor (PIE) は編集中にレベル内のゲームプレーを素早くプレビューするための便利なツールです。しかし、ゲームがエディタ ワールドと対話する方法について知っておくべき事項がいくつかあります。

PIE の使用

PIEの起動

PIEの起動方法は2つあります:

  • ビルドメニューから [Play Level](レベル再生) を選択するか、[Play Level](レベル再生)ツールバーボタンをクリックする
  • パースペクティブ ビューを右クリックして [Play From Here](ここから再生) を選択する

この2つの方法の違いは1つだけです。1つめの方法は、プレーヤの位置として標準プレーヤスタート地点を (またはご使用のゲームタイプがプレーヤを配置する方法があればその位置) 使用してエディタ内でレベルの再生を開始します。2つめの方法は、テレポータアクタをマップに配置し、次にテレポータの名前をPIEゲームに渡します。GameInfoのデフォルトの実装は、プレーヤをテレポータの場所にスポーンします (ここでも、ゲームタイプはこの動作を上書きできます)。

いずれの方法も、CTRLキーを押したままPIEを選択することで変更できます。CTRL キーを押下げると、ゲームの URL に ?spectator が追加されます。

さらに、エディタ.ini 設定、 InEditorGameURLOptions によって指定された文字列が、PIEゲームのURLに追加されます。

Note アクタのドロップ

PIE で作業している間に、後でエディタに戻って作業する範囲が分かるように、現在の位置に Notes アクタをドロップすることができます。=dn= コンソール コマンド ("Drop Note" の意味) に続けて、メモに割り当てる文字列を入力します。

以下に例を示します。

dn fix lighting here

現在の位置および回転角度に、テキスト fix lighting here を伴う Note アクタが作成されます。

PIE の終了

PIE ウィンドウにいる間に Escape キーを押すと (または PIE コンソールで quit と入力すると)、PIE ウィンドウが閉じます。

PIE vs. スタンドアロン

PIE で実行するゲームと PC 上でスタンドアロン実行するゲームの主な違いを以下に示します。

ガーベジコレクション

GIsEditor が設定されている間は、ガーベジコレクションは新しいリアルタイム GC 方法ではなく、古いシリアライズベースの方法を使用します。この違いの詳細は、 ガーベジコレクション] ドキュメントを参照してください。

非同期ロード、レベルストリーミング

PIE では、レベルストリーミングを処理せずすべてのサブレベルをメモリにロードします。

ただし、テクスチャ ストリーミングは PIE でも実行されます。

ロードフラグ

ロードフラグおよび関数 (RF_LoadForClient、NeedsLoadForClient()) は、エディタにあるコンポーネントと他のオブジェクトだけをロードするように指示するものですが、これらの動作が異なります。GIsEditor が True の間、PIE ワールドにはスタンドアロンワールドと異なるコンポーネントが存在する可能性があります。

Kismet

Kismet には、PIE に関してのみリンクを無効にする設定があります。これは Gears of War で、プレーヤーのテレポートをレベル開始位置に制限するために使われていました (Gears の P マップ間のストリーミングのため PlayerStart アクタを使わず、teleport アクションを使用していたためです)。Teleport アクションは Play From Here 機能と競合するので、PIE で teleport アクションを無効にします (オレンジのリンク)。

パフォーマンス

PIE ではゲームの実行速度は間違いなく遅くなるので、パフォーマンステストはおそらくしない方がよいでしょう。エディタもまだ実行中で、ティックやメッセージの処理が続けられているのはもちろんですが、ゲームプレイの速度を上げるために "If (GIsEditor)" で無効になるはずのコード (実行時検証が要らない、などの理由で) が、PIE ではすべて有効になっているからです。通常そのようなコードによる悪影響はないのですが、ただ遅くなります。

パッケージ

エディタでコンテンツを変更すると、PIE を実行する前にパッケージを保存しなくても PIE ワールドに反映されます。同様に、レベルを変更すると PIE ワールドにもそれらが反映されるので、変更が気に入らない場合は、エディタでマップを保存しなければ変更を取り消すことができます (PIE はマップを Autosaves ディレクトリ一時レベルファイルに保存します)。