UnrealScript とともに「Visual Assist X」を使用する

概要

Visual Assist X は、「Visual Studio」を使用するプログラマーに、リファクタリング、強化型インテリセンス、その他ワークフロー強化機能を提供していますが、今回、UnrealScript に対応することになりました。

バージョンとインストール

新たに加わった UnrealScript のためのサポートを活用するには、最新バージョンの「Visual Assist X」が必要です。

• Visual Assist X - Build 1862 ビルドノート

この Build 1862.1 へのリンクをクリックすることによって、インストーラをダウンロードしてください。これは、すべての IDE のための統一されたインストーラです。ダウンロードが完了したら、インストーラを起動してください。

ファイル ハンドラを登録するには

「Visual Studio 2010」以前の IDE のために VA (Visual Assist X) をインストールする場合は、VA によって、.uc のファイルのためのファイルハンドラが自動で登録されます。「Visual Studio 2010」については、自動で実行されないため、手動で行う必要があります。

1. [Tools] (ツール) メニューで、[ Options ] (オプション) を選択して、「Visual Studio」の [Options] ダイアログを開きます。
   
2. [ Text Editor ] (テキストエディタ) のセクションを展開して、[ File Extension ] (ファイル拡張子) を選択します。ここで、ファイル拡張子のための新たなハンドラを追加することができます。
   
3. [ Extension ] (拡張子) 欄に uc を記入し、[ Editor ] に Microsoft Visual C++ を選択します。 ボタンをクリックすることによって、 uc 拡張子のためのハンドラを追加します。
   
4. uci のファイル拡張子についても、この前のステップを繰り返します。
5. をクリックすることによって、変更を保存します。

UnrealScript のサポートを有効化する

UnrealScript のサポートは、デフォルトでは無効になっています。現在のところは、レジストリを修正することによって、手動で有効化する必要があります。

UC のサポートを有効化するには

1. 下記のテキストをコピーし、 .reg ファイル拡張子を付けたテキストファイルに保存します。
   • 「Visual Studio 2010」

     Windows Registry Editor Version 5.00
     
     [HKEY_CURRENT_USER\Software\Whole Tomato\Visual Assist X\VANet10]
     "EnableUC"=hex:01
        

   • 「Visual Studio 2008」

     Windows Registry Editor Version 5.00
     
     [HKEY_CURRENT_USER\Software\Whole Tomato\Visual Assist X\VANet9]
     "EnableUC"=hex:01
        

2. 新たなレジストリファイルを起動するために、ダブルクリックするか、右クリック コンテクストメニューから [ Merge ] (結合) を選択してください。
3. UAC (ユーザーアカウント制御) によって、ファイルを実行するかどうか尋ねられる場合があります。その場合は、 ボタンをクリックします。
4. レジストリを改変しようとしているという警告が表示されます。 ボタンをクリックして、続行します。
   
5. 結合に成功すると、レジストリが更新され、次のようなメッセージが表示されます。
   

UnrealScript のスニペットをセットアップする

UnrealScript のための VA スニペットは、現在、C/C++ のスニペットから独立しています。UnrealScript のスニペットを C/C++ のスニペットとミックスさせるには、UnrealScript のスニペット専用の自身のファイルの中に、それらを配置する必要があります。

UnrealScript のスニペットを移動するには

1. C:\Users\\AppData\Roaming\VisualAssist\Autotext\cpp.tpl を C:\Users\\AppData\Roaming\VisualAssist\Autotext\uc.tpl にコピーします。
2. uc.tpl ファイルが作成されると、VA Snippet (スニペット) エディタの中に、UnrealScript がノードとして表示されます。
3. C++ のノードから UnrealScript のスニペットを削除し、UnrealScript のノードから C++ のスニペットを削除します。