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UE3 ホーム > 「Unreal」エディタとツール > 参照ツリーの文書化

参照ツリーの文書化


概観


参照ツリーは、特定のアセットのための参照チェーンをリスト表示できるツールです。参照チェーンとは、リスト内の各オブジェクトが、リスト内でそれよりも下に位置するオブジェクトを参照するときに使用される参照リストのことです。参照ツリーツールによって、どのようにオブジェクトが参照されているのか簡単に調べることができます。下の画像では、ツリーのルートが、T_Ivy_01_Dという名前のテクスチャになっていることが分かります。ツリーのルートは、常に、調べられているオブジェクトになります。このテクスチャは、マテリアルと静的メッシュを経由して、4つのアクタによって参照されていることが分かります。換言すると、このテクスチャは、マテリアルインスタンス定数の中で使用されており、そのマテリアルインスタンス定数は、静的メッシュ上にあり、その静的メッシュは4つのアクタによって使用されているということになります。

ReferenceTree1.PNG

先ほどの画像は、単純な例であって、実際はレベルに応じてかなり複雑なものとなります。次は、もっと複雑なツリーの例です。テクスチャからアクタに至るパスは多様になっています。

ReferenceTree2.PNG

参照ツリーの使用


参照ツリーを使用するには、コンテントブラウザの中のオブジェクトを右クリックし、Show Reference Tree(参照ツリーの表示)を選択します。

ReferenceTreeMenu.png

参照ツリーのダイアログを初めてロードする場合は、数秒かかる場合があります。その時間は、ゲームの複雑度とオブジェクト数に依存します。まず、参照ツリーは全オブジェクトの図式をビルドすることによって、完全な参照リストを得ようとします。これには多少時間がかかります。

一旦ダイアログが開くと、新たなアセットの検索は高速で実行できるようになります。このダイアログは、エディタのメインフレームの最上位に置かれ続けるので、他の作業の邪魔にはなりません。ダイアログがすでに開いているので、新しい検索を始めるには、コンテントブラウザのオブジェクト上で右クリックし、Show Reference Tree(参照ツリーの表示)を選択します。または、コンテントブラウザから参照ツリーダイアログにアセットをドラッグアンドドロップします。

オプション

ビューメニュー

  • Rebuild Tree: ツリーを生成し、すべてのロードされているオブジェクトを調べます。これは時間が多少かかりますが、調べているアセットへの参照を変更した場合に役立ちます。
  • Expand All: ツリー内のすべてのノードを展開します。
  • Collapse All: ツリー内のすべてのノードをたたみます。

オプションメニュー

  • Show Script References デフォルトでは、スクリプト内のアセットへの参照を表示しません。表示するには、このオプションにチェックを入れます。

コンテクストメニュー

ツリー内では、右クリックすることが可能です。

アクタ上で右クリックすると、次のメニューが現れます。

  • Select Actor: パースペクティブビューポートのアクタを選択し、焦点を合わせます。注意: 参照ツリー内のアクタ上でダブルクリックしても同じことができます。
  • View Properties: アクタのためのプロパティウィンドウを表示します。

閲覧可能なアセット上で右クリックすると、次のメニューが現れます。

  • Show in Content Browser: コンテントブラウザを選択されたアセットに同期させます。注意: 参照ツリー内のアセット上でダブルクリックしても同じことができます。
  • Open Editor: クリックしたアセット固有のエディタを開きます。たとえば、骨格メッシュ上でこのオプションを使用すると、この骨格メッシュのためのAnimSetビューアが表示されます。

注意


  • 参照ツリーツールは、閲覧可能なオブジェクトまたはアクタしか表示できません。
  • ツリーのパフォーマンス上の理由から、ツリー内の各リーフで最初の100項目しか表示されません。100を超える項目がある場合は、ノードが追加されて、さらにいくつの項目があるか表示されることになります。
  • このツールは現在開発中です。